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ギターチューナーもアナログ→デジタル→ウェアラブル!?
アナログ・デジタルそしてウェアラブルはIT製品の歩む同じ道!?
出荷台数でデスクトップPCがいつの間にかノートPCに追い抜かれ、携帯電話を国民の過半数が持ち、IT機器の一部の機能を取って代わる時代が来るとは、つい最近まで誰も想像しなかったに違いない。音楽・楽器産業でもこれに勝るとも劣らない大きな変化があるようだ。
もちろん、今もそういうスタイルはあるが、小さな音叉を机の角にぶつけて音を出し、耳に当ててギターをチューニングしていたのはついこの間のような気がする。楽器をやる人間にとってチューニングという作業は重要なプリプロセスだが、そのツールもハイテク技術の恩恵を受けて、また流行の音楽ジャンルの変遷に連れて大きく変化を受けている。ギターチューナーもその中のテクノロジーグッズだ。確かに、大昔は前述したように学校の教室を借用したクラブ活動などで、小さな音叉を机の角にぶつけて発信させ、それを耳に当てて音の雰囲気を自分の耳で感じ取ると、今度は音叉を口に咥え、一方の手でギターを弾きながら、もう一方の手で糸巻きを回した時代もあった。
しばらくすると、自動車のスピードメーターやタコメーターのようなアナログ表示のギターチューナーが全盛となり、側に持ってきた、あるいはケーブルで接続したエレキギターを弾くことでチューナーが反応し、アナログの表示針が中央に安定して停止するとベストチューンだった。実際に円弧を描くように回転動作するアナログ針の時代はそれほど長続きはせず、しばらくすると原理はほぼ同じだが、ユーザの目に付く表示機構部分だけは、カラフルなLEDランプを採用したアナログ・デジタル折衷時代となった。暗いステージ上やバックステージでもその表示力は威力があり、多くのミュージシャンやミュージシャンの卵がお世話になったはずだ。
そして最近では、チューナー自体のテクノロジーが進歩し、コンパクションされウェアラブルPCのごとく音を出すことで振動を発する楽器本体に取り付けて、必要なら四六時中チューニングを監視することができるまでに進歩した。本体の振動を直接拾うために周囲の余分なノイズに悩まされることもない。
ボタン電池で駆動する軽さたった26gのギターチューナー「PT-21」は、再使用可能な粘着テープでギター本体の任意の場所に取り付ける。パワーを投入すると「HELLO!」の文字を中央に表示し、チューニング準備完了体制となる。あとは6弦からでも1弦からでも任意の弦を1本だけ指先ではじき、その弦の音名(アルファベット)が中央のLEDに表示されるので大まかなチューニングを行なう。
ひと通りのチューニングが終了すると、今度は個別の弦を厳密に再調整する。周囲に円形にある細かな赤いLEDの中央にグリーン色のLEDがあり、このLEDが点灯するように糸巻きで各弦のチューニングを行なえばチューニング完了だ。パソコンやパーソナルIT機器と同じく、ギターチューナーの世界もアナログからデジタル、モバイルからウェアラブルな世界を目指すのは共通のようだ。
重さ26gのギター・ウェアラブル・チューナー
ギターチューニングのスピードアップに貢献
品名
発売元
標準価格
Palm Size Chromatic Tuner PT-21
東京サウンド
5900円
・ 東京サウンド
http://www.tokyosound.co.jp/
(ゼロ・ハリ)
2002/11/28 11:09
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