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360度回転クリップ機能付きのuni「Clipturn多機能ペン」

日本離れした米国文具のような派手な主張あるパッケージ
 アイデア競争が時には面白い商品を世の中に出してくれるのは、別にIT業界だけではない。国産の文具業界もこのあたりは同じだ。ボールペンやシャープペンシルという安定した製品市場は、アイデアやデザインにそれほど頼ることがなくても、ある程度の需要がある市場だと思われるが、ちょっとしたアイデアや斬新で楽しいデザインは、その市場に関わっている人が元気かどうかを判断できるのでなかなか面白い。

 筆者が見る限り、三菱鉛筆株式会社という会社は文具業界ではなかなか面白いチャレンジを定常的にしでかしてくれる会社の1つだ。本日ご紹介する「クリップターン多機能ペン」もそんな元気印ペンの1つ。「360度回転クリップ」、「ロック機構」と聞くとどんなに凄い仕掛けなのかと想像をかき立てられるが、実際にはそれほどたいしたマジックではない。ごく普通のボールペンやシャープペンシルに当たり前のように付いているクリップ機構が360度回転することを大仰に言っているに過ぎない。実際にはクリップ部はその頂点近くを中心にして45度間隔で合計8カ所の固定位置をユーザーが必要に応じて選択することができる。

 現物を見ることなくこれだけを聞いてもその効能がいったい何であるのか想像できる読者は少ないだろう。クリップが横に90度回転することで、いままではちょっとオシャレなポケットのないワイシャツを着ていたビジネスマンはペンを固定できる場所がなかったが、クリップターン多機能ペンなら、90度回転したクリップを利用してシャツのボタンで閉じる合わせのところに固定することが可能になる。また、同様の原理で、ペン自体の厚みがあって従来気持ちよく挟むことの出来なかった手帳やリーガルパッドの側面に厚みを気にすることなく固定することが可能になる。

 おまけに、クリップ部の挟む圧力を増す「ロック機構」のレバーを倒すことで、確実に挟んでいるシャツや手帳の表紙などを強く固定することも可能なのだ。シャツなどへのクリップ固定だけで、落下の心配なユーザは、ストラップ取り付け穴も用意されているので必要に応じて利用できる。ペンとしての本来の機能は、ブラック(黒)のボールペン+レッド(赤)のボールペン+0.5mmのシャープペンシルというシンプルなモノだ。

 筆者の購入した限定カラーでもあるオレンジとグレーの組み合わせはなかなか文具業界での採用は少ないが、おしゃれなカラー・コンビネーションだ。これからも同社には古い文具業界の慣習にとらわれることなく斬新なアイデアの爆発を期待したい。


クリップを90度回転させることで、今まで不可能だった箇所に張り付くことができる ロック機構のレバーを倒すことで挟む強度を安心レベルまで上げられる

品名 購入価格 購入場所
uniクリップターン 800円 銀座伊東屋


・ uniクリップターン
  http://www.mpuni.co.jp/lineup/ballpen/clipturn/index.html


(ゼロ・ハリ)
2002/11/27 11:02

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