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テーブルの上にやすらぎを。割って育てるたまご
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最近グッズショップに足を運ぶと必ずどこかすがすがしい一角がある。それは以前ゼロ・ハリ氏が紹介された庭園を再現するプチガーデンパッケージのようなものや、ミニ園芸のようなものが売られているコーナーだ。水が流れ、水車が回り、小さな竹が茂り、花やハーブがある。やっぱり緑はほっとしますな! その中でサンプルがひときわ愛くるしかったのがこの「育てるたまご」であった。
箱の中にはたまご型の鉢と予備の種と受け皿が入っている。初期状態のたまごはまるで本物のようだ。殻の厚みが本物と違う点を除けば、触ったときに質感もかなり似ている。このたまごの上の部分をコンコンコンとスプーンで割ると、黄身と白身の代わりに種と培養土が現れる仕組み。割ったときの感じもたまごの殻にソックリ! 後は説明書通り水を与えてやるだけ(もちろんその後も水は切らしてはいけない。適度に)。購入したのはロベリアという名前の花がさくキットだが、他にも何種類かの花やハーブ、サボテンなどがある。
草花を育てるのは面倒と思う人もいるかもしれないが、けなげに成長していく様子を見せられると、放ってはおけない気持ちになるから不思議だ。実は筆者宅では昨年の冬から2鉢のシクラメンを育てている。不精な中でもせっせと水をやりつづけていたのだが、このシクラメンズときたら、なんと一度も花を切らすことなく次の冬を迎えようとしているのだ!これはうちではかなりの快挙(正常なのかどうかは不明だが)。今はベランダにいる彼らだが、洗濯物を干すときなど彼らの状態を気にしている自分に気がついた。以前テレビで宇宙船の中で植物を育てるようにしたら、クルーのストレスがかなり解消されたと見たことがある。このように知らないうちに気持ちがほぐされているのかもしれない。
もう11月なので発芽させるタイミングとして時期的にはどうかという気もするし、ロベリアの花(買うまで花の名前すら知らなかった!!)を見られるのもまだまだ先のことだろうが、この小さな鉢から緑の芽がでてくるのが待ち遠しい。白い殻と芽の緑のコントラストはきっと美しいだろう。ぜひ想像してみてほしい。この小さなたまごの中に花が咲いている様子を!見ているだけでもほっとするのでオフィスのデスクの緑化にも一役買いそうな一品だ。機械ばっかりの空間に飽きた人、ささやかな安らぎを求めたい人にぜひオススメ。
・ 発売元の聖新陶芸ホームページ
http://seishin.cside6.com/
品名 |
購入価格 |
購入場所 |
割って育てるたまご(花:ロベリア) |
580円 |
SUNROOJU |
(すずまり)
2002/11/11 17:38
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