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本気でやる気のTANKバトル「COMBAT DigiQ」
マザーボード程度の起伏は楽勝! ただし砲撃で命中は難しいだろう
男の子なら一度は憧れた乗り物に「戦車」があるはずだ。筆者は、生まれてたった一度だけ、子供の頃に自衛隊の戦車に乗せてもらって砲塔の前の最前部にある小さなハッチから顔を出して走ってもらった経験がある。その時の印象は、まだ子供で体格もそれほど大きくはなかったのに、とにかく狭くてうるさくて、ヘルメットをかぶらずに内部のどこかに頭をぶつけたりしたらそれこそ死ぬほど痛いという印象がある。
大人になってからも、ラジコン飛行機にはなかなかのめり込めずに、アンパイ路線の戦車に夢中になった。これは、ラジコン飛行機は墜落させると、一瞬で投資金額の全てを失うが、地上を走る戦車なら最悪でも部分的なクラッシュですむということもあるが、ただのせこいコスト意識からだけではなかったと思っている。同一地点に停止したまま両方のキャタピラが反対方向の動作をし、その場で急旋回するさまは筆者でなくても惹かれた人は多いだろう。
金属製でデジタルサンプリングの轟音を響かせながら高速走行する戦車の大型模型も魅力的だが、世界に誇る日本の小型化技術は、駆動モーターと充電池を搭載した赤外線リモート・コントロール可能なラジコン戦車を、なんと手のひらに数台乗っかるほどのミニチュアサイズにまでしてしまった。DigiQシリーズで続々とヒット作を打ち出すコナミの発売したコンバットデジQラインナップは、ミニサイズの戦車を複数の人間がコントロールし、戦車バトルをデスクトップで実現できる大人も十分楽しめるデジタルTOYなのだ。
デジQシリーズの特徴の1つだが、今回の戦車のコントローラーは双眼鏡のような外観をしており、左手で握る部分に単3アルカリ乾電池が4本収納される。戦車本体はこのコントローラーに「木にとまっている蝉」のように張り付いてコントローラー内部の乾電池から約10分間の急速充電を受ける。この1回の充電で約15分間の戦車バトルが可能なのだ。赤外線コントローラーは4台までの戦車を区別できる1~4までの数字IDを設定でき、偶数・奇数でチーム分けをしてバトルも可能だ。「COMBAT DigiQ」は、その名前に恥じず、コントローラー背面の左右に射撃ボタンが各1個装備され、砲塔の前1メートル以内で、広角10度にいる敵を実際に赤外線砲で射撃できる機能を持っている。偶数・奇数での紅白戦では実戦と異なり、友軍の被弾は影響を受けないように設定されている。
対面する敵とお互い高速ですれ違い、急旋回して背後から敵を狙い打ち、上手く命中した時の快感は爽快だ。被弾した敵戦車は、前下部から真っ赤な火を噴きながらアンコトロールな状態で、その場で高速にグルグルと回転を始める。コントローラースイッチを「演習モード」ではなく、「実戦モード」を選択して戦車バトルを行なうと、5回の被弾でゲームオーバーだ。まずは「COMBAT DigiQ」を1台購入して、急旋回&射撃の訓練を十分して、慣れた頃にもう1台購入する、そして家族や彼女とバトルに持ち込むなんてせこいことはなしだ。筆者のように始めからペアで買って初めて意味のあるゲームなのだ。原稿執筆時点ではドイツ陸軍戦車パンターG型とソビエト陸軍戦車T34/85型の2モデルだが、今後、独軍のタイガーI型、米軍のM4シャーマンなども発売の予定だ。
仲良く並んだパンターGとT34。背後の携帯電話と比較しても小さい
こんなに小さくてもキャタピラを装着すると戦車らしくなる。ハッチカバーを外すことで赤外線ポートが露出しバトル体制に入る
コントローラーに張り付く形で急速チャージを受けるパンターG戦車
T34の攻撃で被弾したパンターG。かなりのスピードでその場で回転
品名
発売元
標準価格
COMBAT DigiQ ドイツ陸軍戦車パンターG型基本操縦セット
COMBAT DigiQ ソビエト陸軍戦車T34/85型基本操縦セット
コナミ
各5980円
・ コナミ電子玩具製品情報
http://www.konami.co.jp/th/toys/index.html
(ゼロ・ハリ)
2002/10/30 10:59
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ケータイWatch編集部
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