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少し年代物のゼロハリを軽く感じさせる「革製グリップ」
少し年代物のゼロは手に優しくないハンドルを採用しているものも多い。またこの写真のような小型のパースケース型にはハンドルは合わない
世界中で日本ほど、ゼロ社のブリーフケースが売れている国はほかにないだろう。筆者も過去、何度も海外出張のたびに、行きつけの鞄屋で購入していたので、サンフランシスコやニューヨークの鞄屋さんでは、いつの間にか、お馴染みさんになって、行くと必ずそのシーズンに新しく入荷したゼロ社の製品を倉庫から出してきて熱心に勧められるようになってしまった。
ゼロは本来の実用性はもとより、統一されたデザインコンセプトとは反して、モデルによって変わるフォルムやカラーのバリエーションが特徴だ。オークション・サイトなどをたまに覗くと、ゼロ社のブリーフケースの枕詞に「レア」とか「激レア」なんて表現をよく見かけるが、そういった紹介をされているもので本当にレアなモノは今まで見たことがない。その出品者が知らないだけか、単なる「売り文句」ということだろう。米国内でも、1ロットで500台前後の製品は多くあり、日本的に見れば、これらが「激レア製品」になるのだろうが、もともと、モデル当たり少量生産のゼロ社では珍しいことではない。
習慣のようになっているオークションサイトの徘徊中に、ビンテージといったら多少言い過ぎだが、少し古いゼロ社のブリーフケースのプラスチック製のハンドル(握り手)をカバーするレザー製のカバーが販売されているのを偶然発見した。確かに、最近のゼロ社のブリーフケースはあまり握力のない多くの日本人ユーザーからのクレームなのか、以前に比べて持ちやすく、疲れにくいい握り手に変更されてきている。残念ながらビンテージとは関係なく、中途半端に古いゼロのブリーフケースなどを使っていると、重い荷物を入れて長く持ち歩いているだけで、すぐに全ての指の第二関節あたりが痛くなってくる。
名古屋の「モナック社」がオークションサイトなどで販売している「ビンテージ・ゼロハリ専用ハンドルカバー」は、この有名すぎるゼロ・ブリーフケースの弱点をカバーしてくれる優れモノだ。ハンドルカバーの色はこげ茶と黒の2色が用意され、素材は柔らかくクッション製の良い高級牛皮キップ(生後約1年以内のもので、カーフよりやや厚手で上質皮)を使用しているようだ。製品は日本国内で熟練の職人が1個1個縫い上げているようで、指定されたゼロ社のブリーフケースのハンドルにはジャストフィットだ。筆者は、国内出張等に使用しているゼロとデジカメやオプションの広角レンズ等の持ち歩き専用に使用しているゼロ社のカメラケースの両方に使用しているが、重量の重い出張用ゼロでの効果は抜群だ。
立体裁断ではなく、ごく普通に2枚の革を縫い合わせた構造だが、ベルクロを使用して引っ張り気味に装着することで、本来の革の柔らかさによって、時間の経過と共にしっくりと馴染んでくる。70~80年代中期頃のゼロをお使いの方にお勧めだ。たった1700円で、ゼロが一段と持ち歩き易くなるだろう。
立体裁断ではなく、自然な革の柔らかさが自然なフィット感を提供してくれる
外観で差別化、多少重量がある出張鞄も少し楽に持てるようになった
品名
発売元
購入価格
ビンテージ・ゼロハリ専用ハンドルカバー
モナック
1700円(1個)
3200円(2個、2色セット)
(ゼロ・ハリ)
2002/10/28 17:04
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