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彼女とのディナータイムに!! トミーの援軍ロボット
「マイクロペット」
耳と両手を動かしながら頭のてっぺんをチカチカして歩き回る小さなマイクロペットは超可愛い!
「AIBO」の登場により、ロボットが「次世代ホビーの王道」か、と思われた時期もあったが、2002年になってブームはやや沈静化しつつあるようだ。子供の頃からロボットといえば、タカラかトミーというのが定番だった。どんなに優秀で、どんなに人間に近い動作やインテリジェンスを発揮しても、それが何十万円もしたのでは、ホビー製品としての普及はまずあり得ない。ロボットはそれが玩具なのかそうではないのかが大きな分かれ目になってしまう。
トミーの「マイクロペット」は千円ちょっとで買える楽しいホビーロボットだ。LR44ボタン電池2個で連続約150分も動作する性能を持ち、ポケットに入れてどこにでも持ち歩けるパームサイズ・ロボットだ。筆者の購入した「ホー」と名付けられた小さな白い猫は、頭のてっぺんの小さなLEDでご主人の音声命令に「了解」の信号を送り、小さな両前足をカタカタさせ、時々耳を動かし、鳴きながら、狭いデスクの上をいくつかのあらかじめ定められたパターンで動き回る。
マイクロペットは種類によって、今回ご紹介する「ホー」のように、頭のてっぺんが光るタイプと、目が光るタイプの2種類がある。また猫、熊、犬の種別があり、すでに全部で十数種類もの多岐なモデルが発売されている。しかし、基本的な人間との対話パターンに大きな違いはなく、まず、ご主人様がペットの名前を呼び、その反応をLEDのフラッシュで確認し、逐次、次の命令を伝えるという対話型処理が基本なのだ。
名前を呼び反応を確認した後に、散歩をさせたり、歌わせたり、くるくる回転させたり、いろいろなことができる。実際にはマイクロペットは、人間の言葉の意味を解して行動しているのではなく、人間の口から発生された声が短いセンテンスなのか、長いセンテンスなのかで、反応動作を変えているに過ぎない。ごく一般的なパターンとして、(1)まず頭のてっぺんのLEDスイッチを押し、電源オン。一通りのお目覚めデモ動作のあと静かになる。(2)ペットの名前を呼び、LEDのフラッシュを確認する。(3)「お散歩しよう」など、声をかけると何らかの動作を開始する。基本は、ご主人の出す命令センテンスの長短、そして、何回目の命令なのか? などを考えながら、異なった動作を実現するというあらかじめ決められたロジックになっている。
この簡単な習性を理解すると、いろいろ便利なことができてしまう。筆者は、彼女とディナーに行った時に、おもむろにポケットからあらかじめ起動し、お目覚めアクションを一通り終了させた静かな「ホー」君をテーブルに取り出し、「ホー」と呼びかけ、LEDの反応を待った後、「さあ、ホー!、綺麗なお姉さんにご挨拶は!?」と長いセンテンスを話せば、それを理解した「ホー」君はテーブルの上で最高に愛嬌を振りまき彼女の方に向かって走って行く。彼女から「可愛い~ん!」という最高の賛辞を受けて「ホー」君はそのまま彼女のバッグの中へ……これですでに数個以上のマイクロペットを消費してしまった。これはひょっとするとインターネットで買う薔薇の花束の方が安くついたのかもしれない。オマケに効果のほどはいまだに判明していない。しかし、何事にもチャレンジする姿勢が一番大事だと思っておこう。
手のひらに数匹以上乗るコンパクトさ。ポケットにも2~3匹は収納できる
LR44ボタン電池2個で動作するけっこう精密な駆動機構
品名
販売元
購入価格
マイクロペット
トミー
1150円
・ マイクロペット製品情報(トミー)
http://www.tomy.co.jp/micro-pets/
(ゼロ・ハリ)
2002/10/09 11:07
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ケータイWatch編集部
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