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CLIE PEG-Tシリーズで快適入力「PEGA-KB20」
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このようにがっしりと握って入力できるので安心感がある
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筆者は最近、CLIEのモノクロモデルPEG-T400を愛用している。カラーのPEG-T600やPEG-NR70Vも利用してみたが、モノクロマニアの血が騒ぐのか、結局PEG-T400を使い続けている。用途としては、住所録と小説などのコンテンツ閲覧、たまにメモといったところだ。
メールや原稿、議事録などはPsion Series 5mx Pro日本語版で入力しており、ヘビーな入力はPEG-T400ではしないのだが、それでも電車の中で立ちながらの入力などもたまに行なうので、コンパクトなキーボードでも出ないものかと思っていた。
そんなとき、登場してくれたのが今回ご紹介するキーボードだ。PEG-T400で利用可能なキーボードというのは他にもあったのだが、サイズが大きかったり本体とうまくフィットしなかったりで、常用するに至る物はなかった。しかし、PEGA-KB20は純正品だけあって、本体とぴったりとフィットしてくれる。
Palm用のシリアル経由のキーボードの常として、それほど素早い入力はできないのだが、手書き入力と同じくらいの速度で入力が可能だし、キーボードに慣れていてPalmの手書き入力に慣れていない人なら、快適な入力環境と言えるのではないかと思う。また、キーボード上にハードウェアボタンが配置されていたり、上下キーも本体のものよりも押しやすいので、全体的な操作性も向上するような印象を受けた(これは筆者がスタイラスをほとんど使わずに指の爪の側とかで液晶をタップして操作することが多いので、よけいにそう感じるのかもしれない)。
キーボードの好みというのは人それぞれなので、実際に店頭で触って確認するのが一番だが、NRシリーズよりは全体の長さが短いので、キーボード入力の時の重量バランスも良好だし、横幅も広いのでより快適な入力が可能なのではないかと思う。個人的にははっきりしたクリック感も気に入っている。
ただし、配列は通常のキーボードと違いキーが縦一列に配置されているため、最初は違和感を感じるかもしれない。とはいえ、この縦の配置というのは海外のスマートフォンなどでは一般的なものなので、慣れていて損はないと思う。
ちょっとしたメモや、出張帰りの電車の中で交換した名刺の内容を入力したりと、PEG-T400の利用の幅がこのデバイスによって広がったような気がする。PEG-Tシリーズのユーザーで少しでも入力の用途のある人にお勧めしたい製品だ。
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キー配列は、縦型であることを除けば素直な感じだ。ハードウェアボタン相当の物もあるため、このキーボードを装着したために何かの操作がしにくくなるということは、ほとんどないだろう
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品名 |
購入価格 |
購入場所 |
PEGA-KB20 |
4980円 |
ヨドバシカメラ梅田店 |
(彩音五郎)
2002/09/13 11:09
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