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ノキア? エリクソン? 実はMitsubishiなんです!
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国内製品とは思えない秀逸なデザイン
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日本を代表するデザインの携帯電話(中央、右)とGRAPHICA(左)
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過去一度、エリクソン社のER207にはまったくらいで、似たようなデザインの国内メーカー製携帯電話には凝らないタチの筆者だが、発売のニュースをトレンドマガジンのコラムで見た時から絶対に購入しようと考えていたJ-D06「GRAPHICA」を発売日にゲットした。J-フォン端末の中でもユニークな「ニックネーム」を持つものは比較的珍しい。メーカーの製品に対する気合いの入れ方が推し量れる。
圧倒的に若年層にフォーカスしたものが多い日本の携帯電話のデザインは、光り物系のプッシュボタンや、全般にキラキラするクローム系やコスメティックケースのようなパールホワイトで雰囲気を押し出した折り畳み系がメインマーケットだ。ある角度から見れば、海外製品に比較して圧倒的に成人度の低い市場であるように理解されるかもしれない。
かなり多くの宣伝費の投入にもかかわらず、筆者の持つ「GRAPHICA」を見た人は、誰一人J-フォン端末だとわからず、ほとんどの人が素晴らしいデザインだという感動の気持ちと同時に「ノキアですか?」とか「エリクソンですか?」と質問してくる。「いいえ日本の三菱電機製です!」と答えると、ほぼその100%が驚きを隠せない様子なのである。
昔から、三菱電機は海外での携帯電話の開発販売の実績が多く、アジア市場だけではなく、グローバルな土俵でその判断をユーザに仰いだデザインだ。現在の国内市場でこの携帯電話が即受け入れられるかどうかはわからないが、日本市場に安易に受け入れられる製品だけを開発・提供するのではなく、メーカーのコンセプトや姿勢を強く押し出した個性的な製品を提供することも重要なことだ。
GRAPHICAは、テーマカラーをオレンジ1色に絞り、ブラックとシルバーをバランス良く配置した秀逸なカラーバランスを採用している。ゴチャゴチャしすぎない数字キーや、ミラーコーティングされたディスプレイ、シンプルだが高性能感のあるメタルネット・マイクなど、独特のこだわりのある仕様が魅力的だ。かな漢字変換にATOKを採用し、長文メールにおける入力系も快適だ。写メール用のデジタルカメラはJ-フォンの最新モデルの中では低解像度だ。ミラーコーティングの液晶カバーのせいでもあるが、液晶自体にもう少し輝度があれば完璧だろう。国内メーカーのありきたりなデザインに我慢ならない人には最適な携帯電話だろう。国内メーカーもやればできるのだ!
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割り切り型の発想に好感をもつ人種にはピッタリの端末だと思う
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内蔵デジカメは、最新の写メール端末で比較すると解像度は低め
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品名 |
購入価格 |
J-フォン J-D06「GRAPHICA」 |
秋葉原で7千円(新規契約) |
・ J-D06製品情報(J-フォン)
http://www.j-phone.com/kisyu/jd06/index.html
・ J-D06製品情報(三菱電機)
http://www.mitsubishielectric.co.jp/mobile/jphone/jd06/index.html
(ゼロ・ハリ)
2002/09/10 11:08
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