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BB時代に出番が増えそう。廉価版「イーサネット巻き取り君」
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フラットワイヤーを採用した米国ターガス社の巻き取り君(右)と本日ご紹介するブロードバンドLANリール(左)。中央は一般的な携帯用途向けイーサネットケーブル
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全部引き出すと約2メートルのモバイル用イーサネットケーブルとしてオフィスや出張先のホテルで活用できる
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モデムの通信スピードが300bpsから56kbpsまで、毎月のようにスピードアップしていたのは何年くらい前になるだろうか。当時、出張には必ず持って行ったRJ11ケーブルをリール状に巻いた延長ケーブル、通称「巻き取り君」は先進ネットワーカーやモバイルビジネスマンの3種の神器の1つだった。
パソコン通信に代わり、インターネットのグラフィカルな通信がごく当たり前の環境になった昨今、ネットワークもその中心は、ナローバンドからブロードバンドに、そしてワイヤードからワイヤレスに一直線に向かっている。出張先のオフィスやホテルでもネットワーク接続はイーサネットを中心とする高速化路線だ。
筆者も一昨年頃から、国内外の出張時にRJ11電話ケーブルに加えて短いイーサネットケーブルも持って出かけることが多くなった。ちょうどその頃、ホテル客室へのイーサネット導入が着々と進みつつあるニューヨーク市内のモバイル専門店でターガス社のイーサネット版「巻き取り君」を購入した。
その後、約2年遅れで、日本国内でもその需要が多少見え始めたのか、イーサネットケーブル等ネットワークケーブルを提供しているHarmonetブランドでお馴染みの協和電線産業から超廉価版の「イーサネット巻きとり君」が発売された。すでに国内でも同様の製品は2~3のメーカーから市場に提供されているが、そのほとんどが2千円以上の高額なのに対し、同社の「ブロードバンドLANリール」は実勢価格で比較して半額以下で提供されている。
この手の製品の中には、収納時の巻き取りを、ゼンマイの力で半自動化するなどしているが、同社の製品は手動で巻き取る方式を採用しているため、その分コストが安く済むのかもしれない。同社は多くのイーサネットケーブル製品を手がけており、ケーブルを引き寄せるときにコネクタ部であるブーツの爪が周囲のモノに引っかかることを防ぐための防護処置や、HUBへの挿入時に隣のケーブルとブーツ同志がぶつからないように、との配慮からスリムな構造が取られている。
巻き取り方式のLANケーブルではあるが、使用するケーブルには同社のごく普通の丈夫なLANケーブルを採用しているので、ケーブルの巻き取り収納時には力が必要だ。長さ2メートルの「ブロードバンドLANリール」は365日24時間ブロードバンドを活用したい国内外の出張ビジネスマン、ビジネスウーマンの必須アイテムになるだろう。
品名 |
購入価格 |
発売元 |
ブロードバンドLANリール |
980円 |
協和電線産業株式会社 |
・ 協和電線産業株式会社(2002/09/06現在サイト準備中)
http://www.harmonet.co.jp/
(ゼロ・ハリ)
2002/09/06 11:18
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