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シュアなグリップで確実に消し込めるMAPEDの消しゴム

蘊蓄+実力のある消しゴムが2個1パックで120円はお買い得!

慣れるに従って、2個の消しゴムの使い道がクリアになってくる!?
 ちっぽけな消しゴムだが、これほど歴史と蘊蓄がありバリエーション豊富なモノというのは、世の中にさほど多くはないだろう。消しゴムは、その名前の通り、文字、それも紙の表面に鉛筆で書かれた文字や絵を元通り白紙にするために使用する「消す道具」を呼ぶ一般用語だ。だから、消しゴムの起源は鉛筆と同じか、それより少し後のはずだ。日本でも消しゴムの老舗は幾つかあり、それらの資料によれば、消しゴムの起源は、鉛筆が生まれた16世紀ころのようだ。

 消しゴムが生まれる前には、小麦で作られたパンの内側の白い部分を摘んで、丸めて使っていたようだ。今でも濃い鉛筆で書き終えた絵に特殊な効果を出すために、この手の手法を使っている人も多くいるだろう。消しゴムが文字や絵を消す仕組みは意外と簡単だ。まず、鉛筆で紙に文字や絵を描くと、紙と鉛筆の芯との摩擦で、鉛筆の芯の最大の成分である黒鉛が粉になって、その細かい粒子が紙の表面に点の軌跡を作る。それが文字であり絵なのだ。力強く描いた場合や、優しく書いた場合によって、線に微妙に変化がつくのも、その黒鉛の粒子のマッピングの仕業なのだ。

 間違ったりした線や一部の気に入らない箇所を修正するには、今回の主役である消しゴムの出番だ。良い消しゴムは、粘着性のあるゴムが主たる成分で、平坦な紙の表面にくっついている黒鉛を吸い付けるだけではなく、意外とデコボコな紙の表面の窪地に落ち込んだ黒鉛の小さな屑も吸い付ける力がある。消しゴムを握った手を前後に大きく動かしながら目的の箇所を何度か擦ると、摩擦で消しゴムのゴム成分が黒鉛を巻き込みながら粉屑になってパラパラと落ちていく。黒鉛を巻き込んで多少黒くなったゴムの粉を手でかき集めて始末すれば文字を消すという作業は終了だ。

 このように、消しゴムがその効果を確実に発揮するには、人間が自分の利き腕の指先で安定して消しゴム本体を摘む必要がある。形状の異なる2種類の消しゴムが1パッケージに入った「MAPEDエスニック消しゴム」は、消しゴム本体の中央を人差し指と親指の両方の指先で確実に摘むことができるように専用のグリップが備え付けられている。細かな手書きの地図や、レポート用紙に書いたパーツ等の細部を消すには、先のとがった消しゴムが便利だろう。また罫線に沿って書かれた文字を一気に消すには円形のもう一方の消しゴムが効果を発揮する。

 もともと文房具は大好だが、これからはどうも消しゴムコレクターにもなってしまいそうだ。

品名 購入価格 購入場所
MAPEDエスニック消しゴム 120円 上野アトレ
アメリカン・ファーマシー



(ゼロ・ハリ)
2002/09/04 11:05

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