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“示威行為”が防衛になる! 「セキュリティ・ステッカーズ」

日本のIT機器盗難もあと少しで欧米並み
 21世紀になって、泥棒や、置き引き、そして最近とみに増加の傾向のあるバイクの窃盗や車上荒らし、IT機器犯罪と、日本の犯罪もグローバル化の波に乗って国際的になってきたようだ。米国が生みの親の「セキュリティ・ステッカー」は、昔は米国出張のお土産モノの1つだったが、最近はこれらの犯罪の増加と共に国内でも簡単に入手できるようになってきた。ついに日本も米国並みの状況になりつつあるようだ。

 もともとセキュリティ・ステッカーは、物理的な「セキュリティ防衛機構」や「電子的警報機能」を備えた個人の所有物が、その機能が搭載されているがゆえに、泥棒にとって手を出しても損な対象であることを知らしめるのが目的だ。しかし、実際に機能を搭載せずとも、その雰囲気を醸し出すステッカーを貼っておくだけでも、何もしないよりは確実に効果はあるだろう。窃盗を目論む側にしても、同じモバイルPCが運良く2台並んいたとして、一方には何の注意書きもなく、もう一方には「WARNING! PROTECTED BY ELECTRIC SURVEILLANCE」と書かれていれば、実際にそのようなセキュリティハードウエアが現存する現代、わざわざ後者の方に手を出す必要はないだろう。

 筆者は、銀座の伊東屋で売られていた3種類を購入したが、メーカーによって、蓄光タイプや、マルチランゲージタイプ、ショウウインドウや自動車のガラスの内側から貼れるように印刷面に粘着糊の付いた内貼用などバリエーションも豊富だ。いずれも、「WARNING」のキーワードと共に、「監視システム動作中」という意味の注意書きがされているだけで、装置そのものの内容には一切触れていないので、クルマの窓や縁側のガラス戸、それにタッシュケース、スーツケースやモバイルPCまで、適用範囲は広い。

 セキュリティの基本は、何よりも自分のモノを他人から守ろうとする本人の意識と、そのことにほんの少しでも注意を払っている意識が一番重要なのだ。筆者は、購入したその日に、早速、愛用のモバイルPCとマイカーに貼り付けた。筆者のモバイルPCは、以前ご紹介した加速度センサーPCカードである「Anti-Theft」装置と「ほっとけるスポット」措置の2重セキュリティ構造だから、看板に偽りなしなのだ。


クルマ用の内貼式も同一パッケージになっているメーカーもある ステッカーに偽りのない「Untouchable」モバイルPCなのだ!

品名 購入価格 購入場所
防犯セキュリティ・ステッカーズ 360円~400円(3~5枚入り) 銀座 伊東屋



(ゼロ・ハリ)
2002/09/02 16:30

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