ケータイWatch　本日の一品

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切った小さな紙片が落ちない「究極の超薄型モバイル・ハサミ」

超ペラペラでシステムノートや財布にも簡単に収納可能

　ご存じの方も多いだろうが、大阪府の堺市は昔から刃物で有名な街だ。万能ハサミの製造販売で有名なアルスコーポレーションという会社が、しおり型便利鋏「ポケットセクレタリ」と呼ばれる小さくて、薄くて小さな子供から大人まで、便利に扱えるハサミを開発・発売した。小さいハサミというだけなら、アルス社が最初に開発したわけではなく、女子高生などに人気のある「ミニ文具セット」の中に必ずと言って良いほど入っている。ミニ文具セットは記念品や景品に使われることも多いので、読者の皆さんもどこかで見たことがあるだろう。

　こうしたミニ文具セットに入っている文具は、どちらかと言えば持ち歩くことが目的で、さほど実用的ではないことが多い。特にハサミに関しては、本来薄い構造のモノなので、小さくするアプローチよりも、より「薄くするアプローチ」の方が理論的に正しいことは素人目にも明らかなことだ。

　アルス社は、ハサミの厚さをできる限り薄くし、かつモバイル環境で便利で斬新なニューアイデアをさらに盛り込んだ。実際にハサミを薄くシャープに作ることができるかどうかは、２枚の歯をクロスして固定し、支点となる中央のボルトとナットのようなネジにかかっている。これを従来と同じボルトとナットのような構造で作る限り、厚みの問題は解決しないのだ。アルス社は、特許を取得している「カシメ特殊機構」という方式でハサミを1.8mmまで薄くすることに成功した。

　それだけではなく、刃先に「つかみ機構」と呼ばれる特殊なアイデア機構を取り付け、今まさに切り取ったばかりの小さな紙片がひらひらと床に落ちることなく、ハサミの先にあたかもラジオペンチで挟んだように紙片がくっつく便利な機構を搭載している。オフィス以外の場所で、ハサミを使用する時には切り取ったモノがどこかに紛れてしまうケースも多々あるので、超便利な機能であることは事実だ。

　薄く軽量な「ポケット　セクレタリ」は、システムノートや財布、ブリーフケースなどに入れて持ち歩くことが苦にならない、本当に使える「モバイル・ハサミ」なのだ。


大きさもクレジットカードサイズと小さいが、とても使いやすい	「つかみ機構」で切り取った小さな紙片が落ちない!!

品名	購入価格	製造元
しおり型便利鋏「ポケットセクレタリ」	580円	アルスコーポレーション

・アルスコーポレーション
　 http://www.ars-edge.co.jp/

（ゼロ・ハリ）
2002/08/30 11:14

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