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「限定プレミアムフィギュア」がうれしい人は誰?
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ヤッターマン(左)とドロンジョ(右)がそれぞれ手にP751vを持ってポーズ。フィギュアの高さは約10cm強といったところ
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新製品のケータイにはノベルティグッズが付いてくることが多い。ケータイストラップもあれば、ティッシュだけなんてこともある。そう言えば、FOMAの正式サービス開始のときにはWATERMAN(ウォーターマン)のボールペンなんてものも付いてきた。最近では以前紹介した「着せかえパネル」のように、購入者を対象にしたキャンペーンも多く見受けられる。筆者や編集部のように、新製品のケータイを毎月(時には毎週、毎日?)のように購入しているところには、こうしたノベルティグッズがゴロゴロしている。
先日、NTTドコモのPHS端末「Lookwalk P751v」を買いにドコモショップに出向いたところ、ちょっと驚きのノベルティグッズが付いてきた。タツノコプロの「タイムボカンシリーズ・ヤッターマン」のキャラクターを使った「限定プレミアムフィギュア」だ。タイムボカンシリーズは1975年から約8年間に渡り、フジテレビ系列で放映されていたテレビアニメで、1977~1979年に放映されたヤッターマンはシリーズを代表する人気作だった……そうだ。
「……そうだ」と書いたのは、残念ながら筆者がこの世代にまったく該当していないためだ。ヤッターマンの名前こそ知っているものの、内容やキャラクターについては全然知識がなかったりする。放映年から推測すると、筆者が中学生後半から高校生の頃になるのだが、すでに興味は他のことに移っていたようで、テレビアニメもひとつ前の年代になる「宇宙戦艦ヤマト」あたりまでしか覚えていない。もっとも作品が対象とする年齢、兄弟姉妹の有無、本人の趣味嗜好なども関係するため、一概に言えないのだが、どうも筆者は対象世代ではないようだ。
じゃあ、ヤッターマンにヒットする世代はどの辺なんだってことで、編集スタッフや周りの人に当たってみたところ、これが微妙にズレていて、なかなか該当する世代が見つからない。特に、ケータイ Watchの編集スタッフは1970年代以降の生まれが多く、「ヤッターマンは再放送で見たかも……」という声しか聞くことができなかった。唯一、「いやぁ、オレはもうドンピシャっすよ」と答えてくれた他部署の編集スタッフによれば、ヤッターマンには「今週のビックリドッキリメカ」というものが登場するそうで、そのアイテムで敵キャラに逆襲するのだという。つまり、ビジュアルホンは「今週のビックリドッキリメカ」に相当するアイテムということになるようだ。
そんな世代的なフィット感はさておき、PHSのノベルティグッズとして、フィギュアが付いてきたというのは驚きに値する。多くのノベルティグッズはちょっとしたお役立ちアイテムや実用性を考慮したものが多いんだけど、コイツは完全にエンターテインメントに徹した「フィギア」であり、テレビアニメのキャラクターに商品を持たせたポーズまで取らせている。筆者の周りの下世話な連中は「これって、1個いくらするんだ?」「いくつ作って、予算はいくら使ったんだ?」なんてことに興味が向いてしまうが、かなり力の入った珍しいノベルティグッズであることは間違いない。ファンとしては見逃せないアイテムということになりそうだ。ちなみに、このフィギュアは商品購入者に対して提供される限定品なので、欲しい人はショップに走るべし。
品名 |
提供元 |
購入価格 |
ヤッターマン限定プレミアムフィギュア |
NTTドコモ |
ノベルティグッズ |
(法林岳之)
2002/08/19 11:50
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