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すごいぞ! ラジコン潜水艦
子供の玩具を見ていると時代の変化を感じる。現代の男の子にとってテレビゲームが東の横綱なら西の横綱はラジコンかもしれない。30数年前ラジコンは夢のような存在であった。デパートの玩具売り場のウィンドウの中にエンジン付のラジコンが鎮座していたことを鮮明に記憶している。テレビにもリモコンがなかった時代、ワイヤードリモコンのプラモデルの戦車ですら自慢の一品であった。広い公園で大きなお兄さんがUコンの飛行機を飛ばしているのを見て興奮したものだ。若い人にはUコンという言葉すら死語だと思うので説明しよう。エンジン付の飛行機に2本のワイヤーが付いていて、操作する人間を中心に飛行機は円を描いて飛行する。ワイヤーは水平尾翼のフラップと連動していて、手首の角度で上昇や下降が可能となる。ラジコンが雲の上の存在だった時代、お兄さんがUコンを持って登場すると、近所のガキどもはエンジンが掛かるのを今か今かと待ち続けたものである(これがなかなか掛からないのである)。
モーター式のラジコンカーが普及した20年前にはラジコンは手の届く所に来ていた。現在では1万円以下で購入できるラジコンがトイザらスなどに溢れていて、御多分にもれず我が家にも何台もラジコンが存在するようになっている。ご存知のようにデジQやビットチャージのように手のひらに乗るラジコンも登場している。そんなラジコン飽和時代にオッと思わせるラジコンに出会ってしまった。
なんと潜水艦のラジコンがニッコー(NIKKO)から発売されたのである。競技系のラジコンと言えば田宮や京商が思い浮かぶが、完成品の玩具としてのラジコンではニッコーは高い実績を持っている。ホームページでは生産台数世界一となっているし、ラジコン専門店ではない普通の玩具売り場では定番のメーカーである。
お風呂でデビュー、小回りで快適に潜る
リモコンは生活防水
ラジコン潜水艦「SUB-168」はその名の通り全長168mmの潜水艦だ。左右にスクリューを搭載しそれぞれ独立して前後回転する。スクリューは後方上部に向かって角度が付けられているので前進すると潜水し、後退すると浮上する。スクリューの角度調整で急潜航や急浮上も可能となる。付属の重りで船体の前後角度と沈み具合を調整する。電波が届かなくなったとき沈没しないように、少し浮上するようにセッティングをして船出となる。
当然処女航海はお風呂だ。左右の前進のボタンを押すとスーット潜っていく、片方を前進、もう片方を後退のボタンを押すとその場所で向きを変える。リモコン戦車の動きと同じである。小さなお風呂の中を自由自在に動き回る様子は見事と言えよう。スクリューの角度を立てると急潜水、急浮上となる反面、前進速度が落ちてしまう。水深60cmまで電波が届く仕様になっていてお風呂では問題はなかった。実験してみるとおよそ7mほど離れたリビングでも潜水艦はコントロール可能だ。
先日紹介した水中モーター同様お風呂では満足できなくなった。潜らせてみたい場所を思い浮かべると、プール、銭湯、公園の噴水……、とりあえず前者2つは交渉が必要なので、一番近い名古屋の鶴舞公園の噴水へ出かける。歴史ある噴水であり、水深も手頃だが水質面で残念ながら諦める。結局公園の水遊び場で水中モーターと一緒に遊ぶことにした。
水深が30cmくらいしかなく、やや欲求不満は残るが、お風呂と違い広さがあるので楽しみは倍増だ。浅瀬ならコントロール不能になっても沈没、回収不能になる心配はないのでセッティングもバラスト重りを増やして浮力を抑えてやる。こうすることで方向転回するときも自然浮上しないのでよりリアルなコントロールが可能だ。しいて言えば、お風呂では充分なスピードだと思われたが広いところではもう少し速度がほしい感は否めない。当然水中モーターで疾走する船には追従できない。
いよいよ夏休み、水中モーターとラジコン潜水艦を持って水遊びに出かけよう。30数年前のUコンお兄さんには勝てないが、幼児や小学生のヒーローになれるだろう。
水深30cm、お風呂から飛び出て楽しさ倍増
広いところでは少々スピード不足
品名
製造元
購入価格
サブマリーン-168
ニッコー
6800円
・ 「サブマリーン-168」製品情報(ニッコー)
http://www.nikko-group.com/JAPAN/SUB-168.files/slide0001.htm
(奥川浩彦)
2002/08/13 11:18
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