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PCから離れても安心! 「ほっとける・スポット」装置
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プラネックスの青い箱に入った機密管理グッズの新星
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セキュリティグッズではお約束の示威行為のためのステッカーも同梱されている
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巷には「ホットスポット」と呼ばれるブロードバンドをバックボーンとした無線LANサービスで、高速インターネット接続ができる環境が整備され始めてきた。先進的な企業では、VPN接続などを活用してクライアントPCとサーバー間のEnd To Endの機密管理を自分で徹底管理することにより、「ホットスポット」と呼ばれる10年に1回出るか出ないかの画期的なゲートウェイ・インフラを有効に活用し始めている。そしていつまで経っても基準を持たず、ただセキュリティ管理の恐怖に手をこまねいている旧態依然としたレガシーな企業を、ユビキタスな情報活用という観点でも出し抜き始めている。
こうした中、VPNを活用し無線LAN環境を仕事でバリバリ使っている先進的なユーザーでも少し心配になるのが、命の次に大事なクライアントPCそのモノの盗難だ。俗に、時代錯誤の新聞メディアで言われる初期の無線LANのWEP(暗号方式)の脆弱性は、クライアントPCに内蔵したVPNクライアントソフトとサーバー側のトンネリング処理ですでに問題にはならない。しかし、VPNクライアントソフトウェアを導入されたクライアントPCが盗難に遭い、VPN接続のパスワードが何らかの理由で漏洩した日には、これは大変だ。VPN接続の後に、なりすまし防止として、ワンタイムパスワードなどの個人認証を施していなければ、イントラネットは労せずハッカーの餌食となってしまう。サーバーのセキュリティ保護には、VPN接続でそれと簡単に一体となるクライアントPCの管理もサーバーの管理以上に神経を使う必要があるのだ。
今日の「本日の一品」はそんな、重要なクライアントPCを日夜抱えるビジネスマン、ビジネスウーマンに役立つ本物の「逸品」だ。今やネットワーク関連の老舗の仲間入りしたプラネックスコミュニケーション株式会社が発売開始した「Security Alarm System」(SAS-01i)がその商品だ。モバイルPCの下に枕のように取り付け、離席時に手榴弾のピンを抜くように「セーフティピン」を抜き取るだけで、誰かがPCをちょっとでも移動させようなんて考えたら、100dBの大音響で周囲に異常を知らせてくれる。スティック状のSASの底面にはモバイルPCを持ち上げられた時にセンスする小さなスイッチがあるが、いったん100dBの警報が鳴り出すと、このスイッチを再度押し込んでももう遅い。PCオーナーが持っているセーフティピンだけが絶叫を止める事ができるのだ。新幹線車内やホットスポットでのトイレ離席などの際、モバイルPCを持って移動するかどうかは従来から悩みの種だったはずだ。
SASはそんな先進ユーザーが安心して離席できるローテクだけどわかりやすく確実な「盗難防止アラーム装置」なのだ。IBMのThinkPadの場合は、専用の接続アタッチメントが用意されている。一般のモバイルPCユーザが利用するときには、同梱のマジックテープや吸着ツールでもちろん同じように活用できる。SASはホットスポットや新幹線などでモバイル環境を活用するPCユーザーにとって間違いなく必携商品だろう。製品名称は、「ノートパソコン用セキュリティアラームシステム」(SAS)という極めて堅い長い名前だが、開発コードは、ホットスポットでも自分のモバイルPCを放っておける……「ほっとける・スポット」というらしい(某パソコン月刊誌の有名編集長の命名らしい)。
モバイルPCを盗難から守ってくれる本当の力は、オーナー自身が気の利いたハードウェアを誇示しながら、自分はセキュリティに深く興味を持っていいることを周囲に知らしめることが一番なのだ。泥棒にとって他にも狙うべきモバイルPCは巷に溢れているのだ。
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ThinkPad A/T/X/Rシリーズには専用インターフェイスで確実に接続
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右端のピンを引き抜けば、いつでもディフェンス・オン。もう誰も貴方のモバイルPCには触れられない
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品名 |
発売元 |
標準価格 |
セキュリティアラームシステム(SAS-01i) |
プラネックスコミュニケーションズ |
3980円 |
・ SAS-01i製品情報(プラネックスコミュニケーションズ)
http://www.planex.co.jp/product/other/sas-01i.htm
(ゼロ・ハリ)
2002/07/23 11:13
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