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代替わりでますます使えるソニーの電子辞書 「DD-IC300」
従来製品からの大きな変更点としては、本体幅とキーボード配列が挙げられる。中高齢者向けには文字拡大機能は必須の機能だろう
筆者が初めてソニー社の電子辞書「DD-IC50」を購入したのはもう何年も前だ。店頭で各社の電子辞書を全て見比べたが、そのほとんどはミニノートブックPCのようなクラムシェル型で、モバイルPCで見あきていた筆者にはどうも惹かれるモノがなかった。一方のソニー社の電子辞書「デジタルデータビューワー DD-IC50」は片手で操作が可能で、ジョグダイヤルで非常に簡便にページめくりを実現できる。なんと言っても、当時は、慣れれば使えるかもしれない超変な「変則段違いQWERTY配列キーボード」の採用がとてつもなく魅力的だった。
ほぼ先代のDD-IC50を購入した時と同じ値段で購入した新しい「DD-IC300」は、変則段違いQWERTYキーボードはなくなり、少し横幅を広げた本体に完全にQWERTY配列のキーボードをパソコンのように横一列に配置されている。実際に持った感じは従来よりほんの少し横幅は広く感じられるが、大人の男性が片手で持てないという程の大幅な変化ではない。
DD-IC50は液晶画面保護のためにPalm PDAのようにカバーも標準で付き、アウトドアでの持ち歩き使用も安心だ。内部のROMには、小学館プログレッシブ英和中辞典、同和英中辞典、それに学研監修漢字辞典、四字熟語早引き辞典、暮らしのことわざ早引き辞典の合計5辞典が収録され、ただ実用一点張りでは無く、詳細な解説のある四字熟語早引き辞典は、暇つぶしの最高知識ゲームにもなるだろう。
また、従来のDD-IC50の頃にはなかった機能である「暗記帳」が新しくサポートされた。覚えたい任意の語句を選択し、最大100個まで一時的に登録でき、カード暗記帳のように使える便利な機能だ。多くの点で初代のDD-IC50を凌駕するDD-IC300ではあるが、唯一、ジョグダイヤルの逆操作を行なう「戻る」キーの位置が新しいDD-IC300ではジョグダイヤルの1センチほど下に配置され、どちらも親指で操作する方式に変更された。これで筆者は何回か親指がツリそうになった。筆者にとっては旧モデルで採用されていた人差し指でプッシュする本体上部側面のボタンの方が遙かにナチュラルだった。16bit CPUの搭載で従来より圧倒的にスピードも向上し、全体的には旧製品より遙かに良い製品に仕上がっているだけに、肝心のユーザインターフェイスの変更は個人的には残念だった。
癖は強いが慣れると使い勝手の良い高速電子辞書だ
一見して昔のPalm PDAのようなユニークな形状が特徴
品名
購入価格
購入場所
ソニー IC電子辞書 DD-IC300
9800円
東京駅八重洲口 さくらや
・ DD-IC300製品情報(ソニー)
http://www.sony.jp/products/Models/Library/DD-IC300.html
(ゼロ・ハリ)
2002/07/24 11:09
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