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日立、伊東美咲も登場した「H001」3Dムービー上映会

トークセッションに登場した沢村一樹(左)、伊東美咲(中央)、大口孝之氏(右)
 日立は18日、都内で「Woooケータイ H001」の専用3Dムービープレミアム上映&体験会を開催した。オリジナル3Dムービーの上映会が行われたほか、イメージキャラクターで、ムービーに主演として登場した伊東美咲、3D映画の吹き替え経験のある俳優の沢村一樹、3D映像評論家の大口孝之氏らによるトークセッションなどが行われた。

 「Woooケータイ H001」は、KDDIから春モデルとしてリリースされた日立製の端末で、フルワイドVGA液晶搭載の端末として、世界で初めて3D立体表示を実現したケータイ。3D用に作られた専用ムービーだけでなく、専用の「3Dキー」を押すことで、写真、ワンセグ、LISMO Videoなどの2D映像も裸眼のまま即座に3Dに変換して楽しめるのが特徴。

 上映会場では3Dメガネが配布され、ロックバンドU2のライブシーンを3D撮影したという映画「U23D」や、昨年劇場公開された映画「センター・オブ・ジ・アース」のトレーラーがスクリーンで披露された。また、トークセッションを挟んで「スクリーンで見られるのは最初で最後」という伊東美咲主演によるオリジナル3Dムービーも上映された。

 別途設けられた「H001」のタッチ&トライコーナーでは、スクリーンで上映された伊東美咲主演のオリジナル3Dムービーが端末に搭載されて用意されており、3Dメガネなしで体験できた。


伊東美咲「今までにない新感覚」

上映会用に配布された3Dメガネ

H001で3Dムービーを見る様子
 上映会の後には、3D映像評論家の大口孝之氏が登場。大口氏は1922年に作られた世界初の3Dメガネから現在に至るまで、すべての3Dメガネをコレクションしており、コレクターとして世界一だと自己紹介。アメリカのスーパーボウルで今年配布されたという3Dメガネを披露しながら、現在の“3Dムーブメント”について語った。

 「H001」については、「視差バリアという技術のアイデア自体は20世紀の初めに発表されていたが、現実として作るのは不可能だった。液晶の精度が上がったから出来るようになった技術。裸眼で3D映像が見られるのは画期的。また、2Dを3Dに変換してリアルタイムに立体視できるというのは、ものすごいこと。世界に誇っていい」と絶賛した。また、「今回みなさんに配布されたタイプのメガネは、もともとダイムラーが車の開発用に作ったもの」とうんちくも披露して参加者を関心させた。

 トークセッションでは、オリジナル3Dムービーに主演した伊東美咲、3D映画「センター・オブ・ジ・アース」で吹き替えを担当した沢村一樹、大口孝之氏が登場。伊東美咲は「いろいろと刺激を受けた。撮影自体は、3D専用カメラが入るくらいで普段と変わらないので、自然体で入れた」と撮影時のエピソードを披露。ムービーは女性がもつ二面性を表現したものになっているという。「H001」については、「今までにない新感覚で、臨場感があって新しい感じがしました」とコメントした。

 “エロ男爵”の異名をもつという俳優の沢村一樹は、神妙な面持ちで「センター・オブ・ジ・アース」吹き替え時のエピソードを披露していたが、「H001」の機能説明を受けるにつれ目の色が変わり、最後には「これ、いろんな意味で使えますねぇ!『ちょっと見る~?』って会話のきっかけになりますね」と笑みが止まらなくなっていた。

 伊東美咲のムービーを見た後は「肩の露出している部分が立体的!」「触れるんじゃないかという錯覚にとらわれた」「これ、終わったら僕にくれませんかね!?」とエンジンが掛かりだし、大口氏とともに“好きな映像”の3D化に関する話題になると「そういう力はすごいですから!」とエロ男爵の本領を発揮して言いたい放題の展開に。ステージ中央で黙り込む伊東美咲に気づくと、顔を覗き込んで「ゴメンネ!」と謝る一幕も見られるなど、沢村ワールド全開のトークセッションとなった。

 使い方のアイデアを求められると、沢村一樹は「アイデアも何もないですよ! そんな感じで……」と再び脱線しかかったが、「ケータイとしてというよりカメラとして使っておもしろいんじゃないかと思う」とコメント。伊東美咲は「その場で撮った写真をみんなで見て楽しむのも面白いと思うし、ワンセグやLISMO Videoなどの好きなDVDをチョイスして、3Dの世界を楽しんで欲しいです」と述べた。大口氏は「いろんな使い方を想像させてくれる。このためにサードパーティが新しい技術を開発してくると思う」と語り、今後の発展に期待を寄せた。


3都市でキャラバンを実施

 日立は2月21日から渋谷、名古屋、大阪の3都市にて「『Woooケータイ H001』タッチ&トライキャラバン」を実施する。2月21~22日が渋谷109スクエア、2月28日~3月1日は名古屋会場(栄LACHICイベントスペース)、3月7日~8日は大阪会場(梅田LOFT ロフトプラザ)となっており、いずれも11時~19時の間「Woooケータイ H001」を実際に手に取って体験できる。

 また、キャラバン会場では今回お披露目されたオリジナル3Dムービーがフルバージョンで閲覧できるほか、Bluetoothヘッドセットも用意される予定で、映像とともにサウンドも3Dで楽しめる。また、体験者にはもれなくWoooケータイオリジナルグッズも配布される予定となっている。日立の担当者によれば、オリジナル3Dムービーをフルバージョンで見られるのは、タッチ&トライキャラバンの会場のみで、ダウンロードの予定はないという。ただし「H001」購入者には特典として、専用サイト「日立ケイタイFanサイト」でオリジナル3Dムービーの未公開シーンやメイキングなどプレミアム3D動画のダウンロードが可能になるとのことだった。

■ フォトギャラリー



URL
  日立 製品紹介サイト「forケータイLovers」
  http://klovers.jp/

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(すずまり)
2009/02/18 17:36


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