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これまでソフトバンクから投入されるノキア製端末は、ソフトバンクの「X」シリーズの型番と、ノキアの型番のダブルブランドで展開されてきた。今回のモデルからはノキアブランドのみで展開されるが、SIMロックはかかっている。利用料などは「X」シリーズに準ずる。 Nokia E71は、今年6月に発表され、海外で販売中の同名モデルのソフトバンク版。内部のソフトウェアが日本語化され、ソフトバンクのSIMロックがかかるが、それ以外の仕様はほぼ海外版と同等。Symbianの認証を持つアプリケーションであれば自由にインストールできる。一方でY!ケータイには対応せず、Y!ケータイの公式サイトや着うたなどの各種コンテンツサービスは利用できない。メールはMMSに対応し、ソフトバンクの絵文字も利用できる。 E71は、ノキアのエンタープライズ向け「Eシリーズ」のモデルで、フルキーボードを搭載するストレートデザインが特徴となっている。OSはSymbian OSのS60で、スマートフォンとしての機能を持つ。同様デザインの旧モデル「Nokia E61」（ソフトバンク版はX01NK）に比べると、幅・厚み・重さが大幅に小型化された。また、新たにカメラやGPSが内蔵され、よりプライベートユース向きになっている。 基本的な機能はS60プラットフォームの機能に準じ、フルブラウザやメーラーを搭載する。メーラーはPOP3/IMAP/SMTPにも対応する。このほか、Office書類の閲覧・編集ソフト「QuickOffice」やYouTubeアプリ、Flash Lite 3、インターネットラジオアプリなども用意される。 エンターテイメント向けの「Nシリーズ」よりも実用指向になっていて、辞書などの実用アプリケーションがプリインストールされている。辞書については英和・和英を内蔵するが、そのほかの言語についても無料でダウンロードが可能。このほかにも、端末上の留守録機能「Advanced Call Manager」など、通常は有料で販売されているサードパーティ製アプリがE71限定で無料ダウンロード提供される。 動画や音楽といったメディア再生機能も搭載しているが、同時発表の「N82」が搭載するDLNAサーバー機能はない。ビジネスとプライベートの両シーンを1台のE71で使い分けるために、2つの待受画面を切り替える「ライフモード切替機能」を搭載する。 ディスプレイは2.36インチの横長QVGA（320×240ドット）。カメラは320万画素のオートフォーカス付き。メモリカードはmicroSDに対応し、2GBのカードが同梱されるほか、8GBまでのmicroSDHCがサポートする。通信機能としては、HSDPA対応のW-CDMA、GSM、無線LAN（IEE802.11b/g）、Bluetooth 2.0 EDR、赤外線通信機能に対応する。内蔵GPSにより、ノキアの「Nokia Maps」（日本語版の「地図」）や「NAVITIME」、「Google Maps」などのアプリが利用できる。写真にGPSの位置情報を埋め込む機能は標準では提供されず、アプリケーション追加によって利用できるようになる。このほかFMラジオ機能も内蔵している。 大きさは57×114×10mmで、重さは約127g。ボディカラーはグレースティール、ホワイトスティールの2色が用意される。
■ フォトギャラリー                          ■ ＵＲＬ ニュースリリース http://www.softbankmobile.co.jp/ja/news/press/2008/20081030_10/ （津田 啓夢, 白根 雅彦） 2008/10/30 16:39 | |||||||
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