|
|
|
スリムボディにQWERTYキー搭載のスマートフォン「Nokia E71」
|
|
|
|
|
|
Nokia E71 White Steel
|
|
Grey Steel
|
ノキア製の「Nokia E71」は、ストレートタイプのボディにQWERTYキーを搭載したスマートフォン。「PRO」シリーズにラインナップされる。2009年2月~3月発売予定の春モデル。
ストレートデザインで横長QVGAディスプレイとフルキーボードを搭載している。折りたたみやスライドといった機構はなく、ディスプレイもタッチパネルではない。
ノキアが今年6月に発表し、海外で展開している同名のモデルをベースとしている。E71はノキアの中ではエンタープライズ向けの「Eシリーズ」に位置付けられ、ビジネスユーザー向けの機能が充実している。ドコモ向けモデルではドコモのSIMロックがかけられている。スペックなどは海外で販売されているモデルとほぼ同じ。ソフトバンクからも同名のモデルが今冬発売される。
プラットフォームにSymbian OSの「S60」を採用していて、いわゆるスマートフォンとしての機能を持つ。標準搭載するアプリに加え、S60向けのアプリを自由にインストールが可能。NM706iなど、これまでドコモから発売されたノキア製のS60端末には、S60アプリのインストールに制限が設けられることがあったが、E71ではそういった制限は設けない方針だという。
iモードブラウザを搭載せず、着うたやiアプリなどのiモード端末向けのサービスは基本的にサポートされない。iモードメールの送受信にも非対応(iモード.netは利用できる)。ネットワークは3.6MbpsのFOMAハイスピード(HSDPA)とFOMAプラスエリアに対応するほか、料金プランではBiz・ホーダイへの対応が予定されている。ネット接続にはmopera Uなどのアクセスポイントの契約と設定が別途必要となる。
GSMやBluetooth(2.0+EDR)、無線LAN(IEEE802.11b/g)にも対応する。GPSも搭載していて、NATIVIMEやNokia Mapsといったナビゲーションアプリなどで利用できる。
なお、今回の発表会に展示された機種は、まだ日本の無線機器としての認証を受けていない段階のもので、通信できないオフラインモードでしか利用できなかった。
ディスプレイは2.4インチの横長QVGA(320×240ドット)液晶。画面下に四角リング型カーソルキーやショートカットキーを備え、その下にフルキーボードを搭載する。キーボードは4列のQWERTY配列で、数字や記号は「文字」キーと組み合わせで入力する。キーの配列は海外版とは一部が異なり、日本語で多用する「-(ハイフン)」が設けられるなど、日本向けにアレンジされている。
本体には前面と背面の電池カバー部にステンレス素材が使われていて、高い剛性が確保されている。一方で幅57mm、厚さ10mmと、ノキアの同様デザインモデル「E61」に比べると大幅にスリムになっている。幅が狭く、キーピッチも小さいが、各キーは凹凸が大きく付けられていて、押し分けられやすいよう配慮されている。
ユーザーインターフェイスはS60プラットフォームの標準的なもので、メニューなどの操作はカーソルキーを用いる。タッチパネルは搭載していない。クリアキーはカーソル左側の文字を消すタイプの、パソコンのバックスペースに相当するもので、日本的なケータイよりもパソコンに近いスマートフォンとしてデザインされている。
マルチタスクにも対応する。待受画面には新着メールや最新スケジュールなどが表示されるほか、好きなアプリのショートカットを並べられる。そのほか、S60端末の標準機能に対応している。
E71独自の機能としては、ビジネスユース、パーソナルユースのどちらにも対応できるよう、2種類の待受画面を利用できるライフモード切替機能を搭載する。メールやカレンダーなどをそれぞれに設定できるほか、プライベートモードでは仕事関係の着信を表示しないといった機能も用意されている。
ブラウザにはS60標準のフルブラウザを搭載。Flash Lite 3.0にも対応し、Flashビデオも再生できる。他社製ブラウザもダウンロードして利用可能。メーラーはiモードメールには対応しないが、POP3/IMAP4/SMTPといった一般プロトコルに対応する。パソコン用のメールアドレスを簡単に設定できる機能が用意されているほか、ビジネスユーザー向けにMail for Exchangeをプリインストールしている。マルチメディア機能としては、WMAやMP3など各種ファイルの再生に対応する。
SNSへのワンクリックアップロード機能なども備えている。このほか、Office書類の閲覧・編集ソフト「QuickOffice」や辞書アプリなどをプリインストールする。辞書は標準で英和・和英を搭載するほか、無料でほかの言語の辞書もダウンロードできる。そのほかにも、いくつかのアプリが無料でダウンロード提供される予定。アプリ提供については、ノキアが担当するという。FMラジオ内蔵し、世界各国の放送局設定を自動で行える。
約320万画素のオートフォーカス付きCMOSカメラを装備している。microSD/HCカードに対応し、最大で8GBのmicroSDHCが利用できる。31万画素の内向きカメラを搭載し、テレビ電話に利用できる。
大きさは約114×57×10mm、重さは約127gで、連続通話時間は270分、連続待受時間は480時間(いずれも海外モデルの参考値)。ボディカラーはWhite Steel、Grey Steelの2色。
■フォトギャラリー
■ URL
ニュースリリース
http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/081105_01_4.html
(太田 亮三, 白根 雅彦)
2008/11/05 14:32
|
ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
Copyright (c) 2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.
|
|
|
|
|