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SMEなど、「着うた参入妨害」審決取り消しを求めて提訴
ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)、ビクターエンタテインメント、ユニバーサルミュージック、エイベックス・マーケティングの4社は、公正取引委員会が7月に下した審決の取り消しを求め、東京高裁に提訴した。
今回、訴訟対象となっているのは、7月24日付けで公正取引委員会(公取委)からレコード会社4社に対して下された審決。公取委では、2005年3月に着うた参入妨害を行わないよう排除勧告したが、対象となった5社のうち、東芝イーエムアイ(現EMIミュージック・ジャパン)のみ勧告を応諾。残り4社に対しては、審判が行われた。
その結果、2008年7月24日に下された審決では、レコード会社がそれぞれ保有する原盤権について、5社が共同設立したレーベルモバイルには着うた利用の許諾を与えたものの、他の着うた事業者には許諾していなかったことなどを挙げて、「共同で許諾を与えなかった」と認定し、それらの行為を取り止めるよう命じている。
この結果を受け、SMEやビクターエンタテインメント、ユニバーサルミュージックでは8月22日付けで、エイベックス・マーケティングでは8月20日付けで、東京高裁に対して審決の取り消しを求める訴えを起こした。
SMEでは「公取委が認定した、共同の取引拒絶という事実はない。当社では、自らが着うた配信元となり、自らの責任のもとでユーザーに届けることを基本として事業を行ってきた。当社自身の判断で許諾可否を判断してきたに過ぎない」と説明している。
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URL
SME
http://www.sme.co.jp/
ビクターエンタテインメント
http://www.jvcmusic.co.jp/
ユニバーサルミュージック
http://www.universal-music.co.jp/
エイベックス・グループ・ホールディングス
http://www.avex.co.jp/
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(関口 聖)
2008/08/25 13:13
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