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NTTドコモと日本通信は、FOMAネットワークを利用したMVNOサービスを早期に実現できるよう、相互接続の接続料金や開始時期などに合意した。接続完了予定時期は7月末とされている。
これまで両社では、相互接続によるMVNOサービスに向けて、レイヤー2接続の基本合意を2月14日に行ない、4月には開発契約などを締結していた。今回発表された基本事項の合意とは、レイヤー3接続に向けたものとなっている。
レイヤー3とは、通信ネットワークを機能によって階層に分けた「OSI参照モデル」で、ネットワーク層にあたる部分となる。一方、レイヤー2とはデータリンク層となる。
レイヤー3接続の接続料金水準は、10Mbpsあたりおおむね月額1500万円、1IDあたり月額110円とされている。ドコモによれば、今回は料金水準や開始時期について合意に至った段階であり、日本通信が借り受ける帯域幅そのものは今後検討が進められるという。また、相互接続によるパケット通信料は、日本通信が設定することについても覚書を締結したことも明らかにされている。
協議対象となったレイヤー3接続は、パケット通信網を対象にしていた。ドコモの定額データ通信では、一部プロトコルを制限するなどの措置が採られている。今回の合意についてドコモでは「サービス内容は日本通信側で決めること。プロトコル制限などは契約上、開示していない」と説明している。
一方、日本通信では「(今回の基本事項合意で)大きな課題はクリアできた。あとは現場レベルで運用面などを詰めていくことになる。今後のサービスについては、bモバイルアワーズや携帯IP電話といったサービスを検討する」としている。
■ URL
ニュースリリース
http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/080618_00.html
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(関口 聖)
2008/06/18 16:01
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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