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日本通信は、3Gネットワークを利用したMVNOサービスの実現に向け、NTTドコモに対して、レイヤー3での相互接続を申し入れた。
今回、日本通信が行なった相互接続の申し入れは、レイヤー3レベルで同社の設備とNTTドコモの設備を接続するという内容。“レイヤー3”とは、通信ネットワークを機能によって階層に分けた「OSI参照モデル」で、ネットワーク層にあたる部分となる。これまで両社では、レイヤー2で相互接続することに合意しているが、OSI参照モデルでは、“レイヤー2”はデータリンク層となる。
日本通信とドコモが行なっている接続については、レイヤー2接続は日本通信がパケット通信料も設定し、サービス利用料とともにエンドユーザーに請求する「エンドエンドの帯域幅料金」とされている。また、パソコンのメールサービスを利用できるサービス「コネクトメール」は、レイヤー3接続で、サービス利用料は日本通信が、パケット通信料はドコモが設定する形態(ぶつ切り料金)となる。
日本通信では、基本合意にいたったレイヤー2接続でのサービスは、2009年度以降に開始できると見ており、ドコモの3Gネットワークを利用したMVNOサービスの早期提供を求める声に応えるため、今回、日本通信側が料金設定するレイヤー3での相互接続を申し入れた。同社では今回の申し入れによるサービスは、2008年度第2四半期中にも開始できる見込みとしている。
■ URL
ニュースリリース
http://www.j-com.co.jp/news/release/0810.html
(関口 聖)
2008/03/26 15:06
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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