|
|
NTTドコモは、iモードの公式メニュー「iメニュー」内の一部ジャンルにおいて、入札制度を導入すると発表した。
同社では、iメニューのメニューリストの第2階層について、これまで利用者数に応じたランキングで表示してきた。6月23日午前9時ごろからは、一部のジャンルにおいて、第2階層の表示をランキング表示ではなく、コンテンツプロバイダの入札に基づく広告表示に変更する。
対象となるジャンルは、「働く/住む/学ぶ」「着うたフル」「着うた/着モーション」「着信メロディ/カラオケ」「メロディコール」「待受画面/フレーム」「ゲーム」「占い/診断」「コミック/書籍」「デコメール」となる。なお、第3階層は従来通りの利用者数によるランキング表示になる。
現在、第2階層のページには「利用者数順に掲載しています」という記述がページ最下部に記載されているが、入札制度が導入されると、対象ジャンルの第2階層のトップには「このページに掲載されているサイトはスポンサーサイトです」と記載される。
|
入札制度対象ジャンルにおける導入後のイメージ
|
入札制度を導入する理由について、同社では「ランキングページの顔ぶれが決まっていて、変動が少ない状況となっており、そのジャンルの活性化を図りたいと考えた。対象ジャンルはサイト数が多く、なおかつ変動が少ないところ。一方で交通系など現実社会と結びつくジャンルに入札制は適さないと考えている」としている。
また、ユーザーへの影響については「ユーザーの混乱を招かないようにしなければならない。そのために対象ジャンルの第2階層には、入札で決定したサイトであることを示したり、第3階層は従来通りの表示にする」と説明している。
入札できるのは、公式メニュー内の対象ジャンルでコンテンツを提供するコンテンツプロバイダのみ。毎月1回入札が行なわれ、表示も月に一度更新される。
iメニューへの入札制度導入については、コンテンツプロバイダの業界団体であるモバイル・コンテンツ・フォーラム(MCF)のコンテンツプロバイダ・コミッティが懸念を表明している。ドコモでは「コンテンツプロバイダから、そういった声が出ていることは認識している。そういう意見をいただいた上で、より良いポータルを作っていきたい。入札制度導入を理解してもらえるよう努力していく」としている。
■ URL
重要なお知らせ
http://www.nttdocomo.co.jp/info/notice/page/080611_00.html
■ 関連記事
・ MCF、iモードのメニューリストの広告化に懸念を表明
・ ドコモ、メニューリストの一部を入札式広告として販売
(関口 聖)
2008/06/11 18:11
|
ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
Copyright (c) 2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.
|
|
|
|
|