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富士通は、6月5日に発売される「F906i」の内覧会を行なった。発表時の記事では追い切れなかった機能などを中心にレポートする。
「F906i」は、ディスプレイが左右に90度ずつ傾く「ヨコモーション」スタイルの富士通製FOMA端末。3.2インチフルワイド液晶を搭載し、320万画素カメラを装備。数字キーの下部には、新たに「サーチキー」を設け、Google検索などが行なえる「クイック検索ウィンドウ」をいつでも呼び出せるようになった。
ロングセールスを記録している富士通の「らくらくホン」シリーズと同様に、新たに3軸の加速度センサーを搭載した。歩数計として利用できるほか、端末を軽く叩いてアラームを止める(スヌーズに移行する)といったユニークな機能も用意されている。プリセットされた待受Flashは、歩数計によって植物が成長していくものや、うまく傾けると待受画面の色が変化するものなど、ちょっとした遊び心のあるコンテンツも用意されている。
さらに、周囲の騒音レベルに合わせて相手の声を強調して伝える「スーパーはっきりボイス」や、通話相手に自分の声をはっきり伝える「はっきりマイク」、通話中の無音区間を利用して相手の声がゆっくり聞こえるようになる「ゆっくりボイス」など、らくらくホンシリーズで採用実績のある機能も搭載された。会場の説明員によれば、90Xiシリーズでも使いやすさにこだわった機能を搭載していく方針だという。
フルブラウザは、1ページあたりの表示容量が従来の1.2MBから、1.5MBに拡張された。Flash8相当をサポートし、YouTubeなどの動画であれば数分は楽しめるという。また、ワンセグを横画面で視聴した際にデータ放送がサイドに表示できるようになり、ワンセグを使ったスポーツ観戦などでは、データ放送部分に選手のデータや試合の状況が表示されるため、横画面でもワンボタンで表示できるようにしたとのこと。もちろん、ワンセグを視聴しながらiモードやフルブラウザなども利用できる。
ワンセグはエコモードが利用可能。このモードでは、液晶の明るさを絞り、アンテナの感度が良ければ内蔵アンプも切ることでバッテリーが節約できる。ワンセグの視聴時間は、通常4.2時間が5.3時間に拡大する。明るさを絞るので画面が暗くなるため、色調整によって視聴しやすくしているという。
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撮影した画像から絵文字ピクチャが作成できる
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画面下の待受ショートカットに絵文字を設定
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PDF形式のガイドなどもプリセットされている
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また、富士通製端末でも待受画面にショートカットアイコンが設定できるようになった。他メーカーの端末同様に各機能のショートカットが作成できる。例えば、作成中のメールを保存すると待受ショートカットに設定され、ショートカットを置いたメールの送信が完了すると、待受画面から自動的にショートカットが削除されるといった細やかな配慮がなされている。
待受アイコンには絵文字ピクチャが利用できる。また、撮影した画像から絵文字画像を作成する画像編集機能も用意されている。
Fシリーズといえば、指紋センサーを搭載し、充実したセキュリティ機能も特徴の1つとなっている。今回はプライバシーモードが強化され、設定および解除の画面を排除し、セキュリティがかかっているかどうかも判別できないように設定できる「ステルス認証方式」が採用された。プライバシーモードに登録された相手から電話をオフにできる機能なども用意されている。
このほか、数字キー部分などの7色イルミネーション機能も紹介していた。数字キー全面を照らす2灯のLEDはRGBの色の3原色を持ち、RGBの値を変化させることで7色を表現している。LEDから遠い部分は光量が足りなく見えるため、LEDに近い部分はドットパターンを入れて光量を抑えるなど、均一に見えるよう工夫しているという。
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ワンセグとフルブラウザを利用
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指紋センサーをフィンガーポインターとして利用できる
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カレンダーを横画面表示にすると、選択した1週間分
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■フォトギャラリー
■ URL
ニュースリリース
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2008/05/30.html
■ 関連記事
・ クイック検索や指紋センサー操作のヨコモーション「F906i」
(津田 啓夢)
2008/05/30 15:26
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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