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クイック検索は、キーワードを入力してiモードやフルブラウザ（グーグル）、地図アプリ、メールなどを対象に検索できる機能。数字キーの一番下に配置されたサーチキーを押すと検索ボックスが表示され、iモードやフルブラウザ、地図アプリ、内蔵辞書、アドレス帳（ふりがな）、送受信メールからタブを選んで検索できる。 送受信メールの検索は、アドレス帳に登録されたユーザーの名前（ふりがな）から受信したメールや、送信したメールを検索するもの。クイック検索機能は、別の操作中でもサーチキーを押せばすぐに検索ウィンドウが表示されるため、利便性が高そうだ。 また、端末の電池パック側には指紋センサーを搭載している。通常のセキュリティ面での利用のほかに、「フィンガーポインター」と名付けられた機能が用意されている。この機能は、指紋認証センサーをなぞって画面操作できるというもの。端末を開いて持つと、ちょうど人差し指や中指のあたりに指紋センサーが触れるので、センサーを上下左右になぞって操作する。メールやアドレス帳、フルブラウザなどで利用可能で、とくにブラウジングの際に画面を下に移動するのが楽に感じた。 さらに、指紋認証センサーのセキュリティ機能も拡充された。従来のF端末の指紋センサーは、プライバシーモードを解除する場合に認証画面が表示されるため、セキュリティをかけていること自体は他人に分かってしまう仕様となっていた。 F906iでは、「ステルス認証方式」を採用。数字キー右下の「マルチタスクキー」と右上のカメラキーを押すと、認証画面が出ないまま認証モードとなり、指紋センサーに指をなぞればセキュリティロックおよび解除が行なえるようになる。登録された指紋でなぞれば、ロックおよび解除の案内が表示される。逆に、登録されていないユーザーが認証した場合は、何も表示されないため、認証モードなのか、ロックされたのか、解除されたのかが判別できない。従来の認証画面を表示する方式でもセキュリティがかけられる。 3軸の加速度センサーも搭載されている。らくらくホンシリーズなどで富士通が導入している歩数計機能が用意されており、歩いた距離や消費カロリーがわかる「ウォーキングチェッカー」が利用できる。また、歩数計を利用して、歩いた分だけ画面上の植物が成長する待受Flashなども用意されている。 加速度センサーを利用したユニークな機能ところでは、アラームが鳴っていると、本体を軽く2回叩けばアラームやバイブレーションを止められるタップ操作が行なえる。タップしてアラームが止まると自動的にスヌーズに移行する。 このほか、キーバックライトが7色に光る機能が用意されており、ランダムに色を変更することも可能となっている。さらに音楽やワンセグの音声にも対応したFMトランスミッター機能が用意されている。 通話機能として、「スーパーはっきりボイス」や「ゆっくりボイス」、「はっきりマイク」といったらくらくホンシリーズの技術が導入されている。ワンセグやGPS機能、おサイフケータイ、フルブラウザなど906iシリーズの標準的な機能をサポートする。なお、フルブラウザの1ページ当たりの容量は1.5MBに拡張されているほか、Flash8相当のWebサイトも表示できる。YouTubeなどのFlash Video形式の動画も2分程度の尺のものは再生できる。ニコニコ動画はFlash9相当となるため、表示できない。 主な仕様は、下り最大3.6MbpsのHSDPA方式に対応。約3.2インチのフルワイドVGAディスプレイや320万画素カメラを装備する。サブディスプレイは約0.8インチのモノクロFSTN液晶。文字の予測変換はATOK。ボディサイズは108×50×18.7mm、重さは約142g。連続待受時間は約620時間（GSM：約340時間）、連続通話時間は約210分（GSM：約210分）。8GBまでのmicroSDHCカードに対応する。ボディカラーはホワイト、ゴールド、ミラーブラック、ミラーレッドの4色展開。
■フォトギャラリー ■ ＵＲＬ ニュースリリース http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/080527_00.html （関口 聖, 津田 啓夢） 2008/05/27 15:14 | ||||||||||||
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