| ||||||||||||||||||
かざすクーポンは、おサイフケータイの機能を活用したクーポンサービス。従来より提供しているオンラインクーポンをアプリ化したもので、購入したい商品とクーポンの使用枚数をあらかじめ決めて、レジ前のリーダーに携帯電話をかざすことで注文できる。支払い方法はiDか現金で、注文後にどちらで支払うか口頭で店員に伝える。また、ドリンクの種類なども口頭で店員に伝える。 アプリの名称は「マクドナルドのトクするアプリ」。おサイフケータイに対応したドコモ、au、ソフトバンクの携帯電話で利用できる。ただし、マクドナルドの携帯サイトでは居住地域を登録する必要があり、同アプリをダウンロードできるのは、かざすクーポンの対応エリアで登録したユーザーのみとなる。 サービス開始当初は、福岡県、佐賀県、鹿児島県、荒尾市（熊本県）、日田市（大分県）、下関市（山口県）のマクドナルド全店舗、175店舗で利用可能。7月からは首都圏の一部店舗、2009年中に全店舗（全国約3,800店）に導入される。 なお、日本マクドナルドでは、「かざすクーポン」スタートキャンペーンを5月20日～6月26日にかけて実施する。同キャンペーンでは、マックカード1,000円分（500円×2枚）が抽選で1,000名にプレゼントされる。
■ 顧客の購入履歴をクーポンの内容に反映
前田氏は、「周囲の天候に合わせてクーポンを配信したり、ビジネスパーソンや主婦、学生といったユーザー特性を把握した上でオススメのクーポンを配信したりしていく。よりきめ細かく、楽しいサービスを提供していきたい」と語る。例えば、メガセットを2回購入した顧客に対して無料クーポンを配信するなど、顧客の購入履歴に応じて特別なクーポンを個別に配信するという。 ドライブスルーでの利用についても検討されているが、当初は顧客に注文用のマイクに向かってクーポンの番号を言ってもらい、受け取りの際に携帯電話をかざすような手順になるとのこと。また、ドリンクなどの細かいメニューの指定や決済手段の選択などを携帯電話側で行なうにはPOSのバージョンアップが必要とのことで、将来的に検討される。 福岡市内のホテルで開催された発表会には、NTTドコモの執行役員でThe JVの取締役でもある夏野剛氏も出席。同氏は、「最近は“iモードの父”が退社、などと書かれることもあるが、できれば“おサイフケータイの父”と書いてほしい」と、冗談交じりにおサイフケータイへの思いを語った。 夏野氏は、これまでファーストフード業界でおサイフケータイが活用されて来なかった理由について、「注文内容がインタラクティブで、注文を受けてから作り始める。さらに、この業界は利幅が薄く、クレジットカード会社などに手数料を払ってペイするのかという課題があった」と明かす。それでも、「他の電子マネーとの比較ではiDの利用単価は高く、新サービスはマクドナルドの売上げに貢献するはず。これからの新しいライフスタイル、今のところ日本でしか味わえないライフスタイルがこれから福岡で始まる」と新サービスへの期待を述べた。 ちなみに、夏野氏は今回の発表会でも「これがドコモの執行役員として最後の仕事」と言っていたが、本当に最後なのかどうかは定かではない。 ■ ＵＲＬ ニュースリリース http://www.mcd-holdings.co.jp/news/2008/company/20080519.html ■ 関連記事 ・ マクドナルドとドコモ、おサイフケータイ活用の新会社設立 ・ マクドナルドで「iD」と「トルカ」が利用可能に （湯野 康隆） 2008/05/19 15:17 | ||||||||||||||||||
|
