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アイ・オー、個人/法人向けNFC対応リーダーライターを発売
個人向け製品の「ぴタッチ」
NFC対応でFeliCaとMIFAREの両方が利用できる
アイ・オー・データ機器はトッパン・フォームズと協力し、次世代の非接触IC技術とされる「NFC(Near Field Communication)」対応のリーダーライターを発売する。個人向け製品となる「ぴタッチ(USB2-NFC)」は5月下旬に、法人向け製品のUSBメモリ風のスティック型リーダーライター「NFC-ST」と卓上型「NFC-RW」は6月上旬に発売される。
「NFC」とは、ソニーとNXPセミコンダクターズ、ノキアが主導する次世代の非接触IC技術。日本国内やアジア圏で多く利用される「FeliCa」と、欧米や国内の「taspo(煙草自販機用の成人識別カード)」で利用される「MIFARE」の上位互換規格となり、NFC対応機器は、FeliCa/MIFAREの両方とやり取りできることが特徴の1つとなる。現状はFeliCaとMIFAREをサポートする「NFC IP-1(ISO/IEC18092)」という規格だが、今後はRFIDやTypeBの非接触IC技術をサポートする「NFC IP-2(ISO/IEC21481)」の具体的な中身が策定される。
今回発売されるリーダーライターは、いずれもNFC IP-1に準拠する製品で、FeliCaとMIFAREのデータを読み書きできる。個人向けの「ぴタッチ」はカードを載せる部分に丸く盛り上がった点が並ぶ模様を採用。ボディサイズが約100×60×10mm、重さが約33g(ケーブル除く)となっている。USB 2.0準拠で、ケーブルは取り替えられる。対応OSはWindows XP/Vista。電源はUSBバスパワーとなる。
裏面
ケーブルは差し替えられる
こちらは長さ50cmのオプション用USBケーブル。ぴタッチ同梱のケーブルは100cm
ぴタッチのパッケージデザイン
また法人向けのUSBスティック型「NFC-ST」と、卓上型の「NFC-RW」もサイズと形状以外は、同じ仕様となる。NFC-STの大きさは約87×27×16mm、重さは約17gとなる。ノートパソコンなどでの利用を想定し、USBメモリ風の持ち運びやすい形状が採用されている。カードを載せる面積は狭くなるが、読み取り面側には滑り止めシートを貼る。また、プラスティックのカードホルダーが付いており、スティック本体とホルダーでカードを挟み込む形で利用できる。
一方、卓上型の「NFC-RW」の大きさは約70×100×55mm、重さは約68gというサイズ。社員証のようなカードの利用を想定しており、どのような大きさ・厚みのカードでも利用できるよう、読み取り面を傾けたV字型の形状となっている。
USBスティック型の「NFC-ST」
卓上型の「NFC-RW」
個人向けの「ぴタッチ」にはEdy Viewer(電子マネー「Edy」の残高、使用履歴確認ソフト)や、精算快速!Lite(交通系非接触カードの対応の電車利用履歴ソフト)、WAON TOOL BAR(電子マネー「WAON」のサイトにログインする際のWAON番号入力支援ソフト)、NFCポート自己診断ソフトが同梱される。また、法人向けの2つのリーダーライターにはNFCポート自己診断ソフトのみ同梱となる。
このほか、全商品の購入者に対して、ソリトンシステムズ製の非接触IC対応セキュリティソフト「SmartOn Solo」の体験版が提供される。同ソフトをインストールすれば、FeliCaやMIFAREをかざすだけでパソコンにログインできる。最大20枚のカードが登録でき、利用履歴も記録できる。
積算快速! Liteが同梱される
WAON TOOL BAR
アイ・オー社長の細野氏
8日には説明会が開催され、壇上に立ったアイ・オー・データ機器代表取締役社長の細野昭雄氏は「当社はPC周辺機器から家電周辺機器にも注力しつつあるが、その一環にある商品。マルチなリーダーライターの選択肢が多くはない中で、幅広く活用できればいい。最終的にはインフラのようなポジションになれば良いと思う」と抱負を述べた。このほか協業するトッパン・フォームズからは、NFC向けのSDK(リード専用アプリ向け)が紹介された。既にFeliCa対応版、MIFARE対応版は提供しているものの、三者間通信などをサポートするP2P対応版は近い将来に提供される予定とのことで、あわせてFeliCa/MIFARE/P2P対応の統合版SDKが提供されるという。
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URL
プレスリリース
http://www.iodata.jp/news/2008/05/08_pr007.htm
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