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ウィルコムは、中国の通信キャリアである中国網通が「W-SIM」を採用し、4月より中国内で販売を開始すると発表した。
ウィルコムは中国網通と2007年11月に提携し、中国内におけるPHS事業について検討を進めてきた。今回、中国網通の研究部門と共同で新たにW-SIMの海外用インターフェイスを開発し、中国版W-SIMとして展開する。
ウィルコムによれば、当初はパソコン向けにUSB接続タイプのデータ通信端末が提供される予定という。W-SIMと対応端末はいずれも中国のベンダーが製造し、ウィルコムは技術協力という形になる。
中国網通が展開するW-SIMは、日本版W-SIMと形状は同じ。一番の大きな違いは、中国内のPHS端末で利用されているPIMカードに対応するため、ソフトウェアに変更が加えられている点。このため、現時点では日本国内で販売されているW-SIM対応端末に中国版W-SIMを装着しても使用できない。
ウィルコムでは、中国版W-SIMにも対応した国内向けの端末など、さまざまな検討を進めていくとしている。
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中国版「W-SIM」の試作機
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■ URL
ニュースリリース
http://www.willcom-inc.com/ja/corporate/press/2008/03/26/
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(太田 亮三)
2008/03/26 12:37
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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