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W54SA
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KDDIは、2月7日より一部地域で販売されたが、不具合発覚で販売が一時休止となっている三洋電機製の「W54SA」について、14日時点で示していた発売時期を「近日発売」として、延期することを明らかにした。
「W54SA」は、スライド型のCDMA 1X WIN端末。auの携帯電話プラットフォーム「KCP+」を採用したモデル。2007年冬モデルのなかでも、ソニーの携帯音楽プレーヤーとの連携機能、au one ガジェット、マルチプレイウィンドウなど、KCP+ならではの新機能が利用できる数少ないモデルの1つとなっている。
7日に一部地域で発売されたが、翌8日には不具合発覚で販売は一時休止。13日には同じくKCP+を採用する「W54S」「W56T」とともに、別の不具合が明らかにされ、ソフトウェア更新サービスの提供が開始された。そして、14日には、8日に発覚した分の不具合を解消する手順が公開され、各地での販売再開がアナウンスされたが、15日になって、全国での再発売が延期されることになった。
■ テレビ電話の着信で不具合
KDDIによれば、再発売を延期する原因となった不具合は、テレビ電話機能に関連する。他の携帯電話から、「W54SA」にテレビ電話をかけた場合、発信側の画面に「相手側のお客様の環境によりテレビ電話の接続ができません。音声電話で再発信しますか?」というアラートが表示され、テレビ電話が繋がらないことがあるという。
この事象が発生する条件は、現時点では不明。着信側の「W54SA」には、不在着信として記録されるが、音声着信かテレビ電話着信か、判別できない。もし、テレビ電話が繋がらなくとも、音声通話でかけなおせば正常に繋がるとのこと。
不具合を解消するソフトウェア更新サービスがが提供されるかどうか、あるいは預かり修理となるかどうか、KDDIでは対応策を検討中とのこと。対象台数は全国で2,218台(2月11日時点)。
原因についてKDDIでは、「端末固有の問題であり、KCP+に起因するものではない」と説明。同じくKCP+を採用する「W54S」「W56T」では、今回の事象は発生しない。
■ URL
auからのお知らせ
http://www.au.kddi.com/news/information/au_info_20080215.html
au 地域別発売日情報
http://www.au.kddi.com/seihin/kinobetsu/chiiki/
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(関口 聖)
2008/02/15 17:24
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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