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ウォルト・ディズニー・ジャパンは、ソフトバンクモバイルと協力して、携帯電話端末と独自サービスを提供する「ディズニー・モバイル」を3月1日より開始する。ソフトバンクモバイルの携帯電話網を借り受ける形になる。
■ サービス概要
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DM001SH(Glitter Gold)
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ディズニー・モバイルは、オリジナルの携帯電話とコンテンツサービスを提供するというもの。ユーザーはウォルト・ディズニー・ジャパンと契約して、携帯電話サービスを利用することになり、いわゆるMVNO(仮想移動体通信事業者)とも言える形態だが、ディズニー側は「ソフトバンクモバイルとのコラボレーションで提供するサービス」と説明し、MVNOという立場を否定している。通信事業者としての届け出は、昨年11月に総務省に対して行なわれている。
独自サービスとしては、オリジナルの携帯電話「DM001SH」、「 @disney.ne.jp 」ドメインのメールアドレス、Yahoo!ケータイをベースにしたポータルサイト「Disney Web」、待受画像や着信音などのコンテンツ、ポイントプログラム「ディズニー・マジックポイント・クラブ」が提供される。また、ディズニー提供の携帯向けコンテンツのうち、23のサービスが無料で利用できる。
このうち、ポイントプログラムは、利用額100円ごとに1ポイントが付与されるほか、キャンペーンや契約期間に応じて貯めることもできる。貯まったポイントは、オンラインで確認でき、グッズとの交換や付属品・オプションとの交換もできる。今後は、他のポイントプログラムとの連携も検討していく。開始時点では、貯まったポイントを端末購入代金として使うことはできないが、今後検討される。
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メインメニューもディズニー
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Y!ボタンならぬ「Dボタン」を押すと、Yahoo!ケータイを元にしたディズニー独自のポータルサイト
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disney.ne.jpというドメインのメールアドレスになる
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サービスは、コミュニケーション/カスタマイズ/エンターテイメントが3本柱
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■ 料金や取扱店舗
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ソフトバンクモバイルの料金プランを利用する。ディズニー・モバイルのサイトではホワイトプラン中心の案内
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料金面は、ソフトバンクモバイルに準じ、ホワイトプランやパケットし放題などが利用できる。ホワイトプランでは1時~21時の通話定額サービスやメール定額サービスが提供されているが、今後はソフトバンク間に加えて、ディズニー・モバイルユーザーもその対象に加わる。また、家族割引内のホワイトプランユーザーは、「ホワイト家族24」によって24時間通話定額ということになる。
取扱店舗は、ソフトバンクショップや家電量販店、ディズニーのオンラインショップとなる。故障受付などの問い合わせ窓口は、専用ダイヤルのほか、実店舗はソフトバンクショップで応対する。
端末購入は、新スーパーボーナスが利用できる。
■ オリジナル端末「DM001SH」
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ミッキーマウスのシルエットがモノグラムに
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DM001SHは、シャープ製のW-CDMA(HSDPA)対応の折りたたみ型端末。ソフトバンクモバイルのシャープ製端末「821SH」をベースにしているが、ディスプレイ側ボディの背面には、ミッキーマウスのシルエットがモノグラムとしてあしらわれている。また方向決定キーの上には半円が2つ描かれ、方向決定キーとあわせて、ミッキーマウスのシルエットになっている。左右やキー側ボディ背面などは「821SH」と同様だが、オリジナルのポータルサイトが提供されることもあり、ソフトバンクモバイル端末に搭載されている「Y!ボタン」ではなく、「Dボタン」が右上のソフトキーに配されている。さらに、ボディカラーはShiny Silver、Glitter Gold、Sparkle Pinkの3色で、「DM001SH」だけのカラーということになる。
スペックは「821SH」と同等。メインディスプレイは2.6インチ、ワイドQVGA、26万色表示のモバイルASV液晶で、サブディスプレイは60×32ドットの有機ELとなる。「DM001SH」のサブディスプレイには、ディズニーキャラクターのシルエットが登場することもある。
200万画素CMOSカメラを搭載し、microSDカードスロットを装備する。ワンセグ視聴・録画(最大5件)機能を備え、側面にアンテナが用意されている。このほか、音楽再生機能(WMA/SD-Audio)、Bluetooth、シンプルモードにも対応する。大きさは49×101.5×12.9mm、重さは約101g。連続通話時間は約220分、連続待受時間は約300時間。
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Shiny Silver
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Sparkle Pink
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右上のソフトキーは「Dボタン」
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メインメニューもカスタマイズできる
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女性ユーザー向けに手軽に遊べるゲームがプリセット
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カスタマイズ用コンテンツもプリセット
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こちらもプリセットのカスタマイズコンテンツ
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アレンジメールのテンプレート
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絵文字画像もオリジナル
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ソフトバンクモバイルのサービスにも対応
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おサイフケータイ対応
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■ ソフトバンクのサービスにも対応
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ディズニー・モバイルとソフトバンクモバイルのユーザーは、ホワイトプランであれば、1~21時は通話定額
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ソフトバンクモバイルとディズニー・モバイルは別々のキャリア、という形になっており、ソフトバンクモバイルを含め、他社からディズニー・モバイルに乗り換える場合はMNP(携帯電話番号ポータビリティ)を利用する。その一方で、ソフトバンクモバイルのネットワークを利用するため、多くのソフトバンクのサービスがディズニー・モバイルでも利用可能で、ディズニー・モバイルユーザーもソフトバンクモバイルの「家族割引」の対象に追加できる。
サービス面では、S!アプリやアレンジメール(2月1日よりデコレメールに改称)、S!FeliCa(おサイフケータイ)、電子コミック、S!ミュージックコネクト、S!ともだち状況、S!一斉トーク、S!電話帳バックアップ、着うた/着うたフルが利用できる。S!FeliCaなどはソフトバンク提供のサービスとなる。アクセス制限サービスも利用できる。
■ ターゲットは20代女性、端末は年3回
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ターゲット層は20代の女性
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キャンドランド氏
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22日には、都内で報道関係者向け発表会が開催された。ウォルト・ディズニー・ジャパン代表取締役社長ポール・キャンドランド氏やソフトバンクモバイル代表取締役社長の孫 正義氏らが出席し、サービス概要などが紹介された。
キャンドランド氏は、「携帯電話分野では、既に88のサイトがあり、約350万のユーザーが存在し、コンテンツプロバイダとしてもリーダー的存在だ。今回、ソフトバンクモバイルの協力がなければ、ディズニー・モバイルは実現できなかっただろう」と述べた。
孫氏は、「これまでの携帯電話はカメラや液晶画面、通信速度などハード中心だった。その流れは今後もより激しく大きくなるのは間違いないだろうが、その一方で、コンテンツや端末メニュー、メールなども進化してきている。今回のサービスは、ディズニーの世界観が細かなところまで表現できたのではないか。ディズニー側には『ソフトバンクと組んで良かった』と思えるよう、今後も頑張りたい」と語っていた。
サービスの概要を説明したウォルト・ディズニー・ジャパン ディズニー・モバイルヴァイスプレジデントのデービッド・ミルスタイン氏は、同社提供の携帯コンテンツユーザーのうち、約75%が20歳以上の女性であることを紹介するとともに、今回、ディズニー・モバイルのメインターゲット層にしたという。
同氏は、メールアドレスやオリジナルの絵文字がターゲット層に対して魅力的な特徴になるとの予測を示し、「端末は、1年間に春・夏・秋冬の3回リリースする。コンテンツもヤフーと協力して(ポータルの)Disney Webを提供し、別料金なしでディズニーコンテンツを使ってもらえる。ユーザーを便利で楽しい世界へ連れて行きます」と意気込みを見せた。
米国では、MVNOとして登場したディズニーのサービスがうまくいかず、2007年一杯で終了している。同社では、単独で事業展開した米国と異なり、日本ではソフトバンクモバイルと協業していることなど、ビジネスモデルが異なると説明。また、プレゼンの内容はサービス概要や端末紹介が中心となり、個人情報や約款の取り扱いなど、通信事業者として基本的な情報の説明・開示は行なわれなかった。
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孫氏も駆けつけた
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サービスの概要を説明したミルスタイン氏
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■ URL
ディズニー・モバイル
http://www.disneymobile.jp/
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(関口 聖)
2008/01/22 14:18
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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