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【 2009/06/26 】
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ドコモ、埼玉スタジアム2002内で総合防災訓練を実施
今回の訓練会場となった埼玉スタジアム2002 東側駐車場の様子
NTTドコモは、本社施設や埼玉スタジアム2002内の特設会場、およびドコモ本社にて、「平成19年度 NTTドコモグループ 総合防災訓練」を実施した。
ドコモの総合防災訓練は平成14年から実際され、今年で5回目。今回はさいたま市を震源とする直下型地震が発生し、無線基地局への商用電源の共有停止、およびNTT伝送路の切断が多数発生し、さいたま県内の各所で携帯電話が使用できなくなったと想定。
会場内には現地災害対策本部が設置され、移動電源車や移動基地局車による被災基地局の救済、ヘリコプターによる緊急物資輸送、自治体等への携帯電話の貸し出し手配といった流れで、通信ライフラインの復旧作業工程がニュース番組形式で披露された。
中央にはスクリーンが設置され、災害発生を想定した臨時放送のデモンストレーションや、対策本部との中継、NTTドコモの取り組み解説などが放送された
災害対策室長の伊藤正憲氏より、報道関係者向けにドコモの災害に対する取り組みについて説明が行なわれた
訓練開始に先立って、埼玉支店長の永松則行氏が挨拶
NTTドコモ本社に設置された災害対策本部の様子もスクリーンに
埼玉県警の白バイに先導され、関東一帯に配備されている移動電源車、可搬型無線基地局車が続々とやってきた
訓練の開始に先立って、埼玉支店長の永松則行氏は「埼玉で行なわれるのは今回が初めて。設備の復旧ももちろんだが、被災地の方々への支援というのも重要視している。災害時のiモードの伝言板や衛星携帯電話の無料貸し出し、充電サービスについても取り組んでいる。この機会にぜひわたくしどもの取り組みを見ていただきたい」と挨拶し、埼玉県の防災への貢献についての意気込みを示した。
その後、中央のスクリーンで埼玉県を震源とする直下型地震が発生したとする臨時ニュースが流れ、訓練がスタート。本社の災害対策本部と中継をつなぎ、現地レポーターが被災地の状況を伝えるなど、リアリティに富んだ内容となった。なお、本社の対策本部では、本年7月16日に発生した新潟県中越沖地震の教訓が盛り込まれたシナリオになっていたという。
特設会場には基地局復旧のために可搬型無線基地局車7台と移動電源車7台が搬入され、応急復旧班によって次々とアンテナが立てられた。移動基地局車は全国に48台あり、そのうち1台が衛星アンテナを搭載、この場で初めて披露された。
移動電源車が7台、移動基地局が7台、計14台の列。先頭は埼玉支店の可搬型無線基地局車
訓練の様子を見守るのは、県および市町村の公共事業や防災関係者、ドコモショップや協力会社のスタッフなど
配置についた可搬型無線基地局車に対し、応急復旧班が手際よく準備を開始
アンテナを伸ばす応急復旧班
次々とアンテナが伸びる
中央に配置された可搬型無線基地局車には、衛星用のアンテナが搭載されている
今回ドコモが初めて披露したという移動基地局車に搭載の衛星アンテナ
ダウンした基地局に見立てられた中央のやぐら。設置されたランプが点灯すると、基地局が無事復活したという合図に
物資運搬用のヘリコプターも訓練に参加
到着したヘリコプターから物資(衛星携帯電話)が迅速に運ばれる
訓練の終了に際し、挨拶したネットワーク本部長の二木治成氏。携帯電話を片手に「小さな携帯ではあるが、この小さな道具を使って、大きな安心・安全を提供していきたい」とした
訓練終了の挨拶で、NTTドコモ取締役 常務執行役員 ネットワーク本部長の二木治成氏は、予定通り訓練が終了したことを報告。「整然と並んだ移動通信車を見たとき、胸がジーンと熱くなり、通信を預かるドコモとして責任の重さを実感した。総合防災訓練は、信頼性の向上、重要通信の確保、早期復旧という“災害対策の三原則”に基づいて実施している。今回は関東甲信越から7台ずつ配備したが、全国には48台の移動通信車と60台の移動電源車があり、早急に復旧できる体制を作っている」と信頼性をアピールした。
なお、会場では中央のスクリーンを使って「災害発生時になぜ携帯電話がつながらなくなるのか」を解説したムービーを上映。ドコモの広報部では「災害発生時は必ず通話が集中して回線が混み合う。安否確認には、ぜひ“災害用伝言板”を活用して欲しい。それによって本当に必要な通話が確保できるので、ぜひ協力をお願いしたい」としている。
会場の後方には展示用ブースが用意され、各種災害対応ソリューションが展示された
ムーバ、FOMA含め、一度に最大5台まで充電可能な「マルチチャージャー」
ソーラー式ポータブル発電機「ソラ・ウナギ」
衛星電話「ワイドスター」
「デュプレスター」。災害時・非常時の回線確保に有効な衛星電話「ワイドスター」網と、携行性に優れた無線LAN対応FOMAを組み合わせることで、FOMA、内線、ワイドスターの3つの通信形態を実現するソリューションだという
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URL
NTTドコモ
http://www.nttdocomo.co.jp/
iモード災害用伝言板サービス
http://www.nttdocomo.co.jp/info/disaster/
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(すずまり)
2007/10/19 19:49
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