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ドコモ、幕張で総合防災訓練を実施
幕張に用意された訓練会場。多数の招待客が訓練の様子を見守った
会場を被災地に見立てて訓練を実施
NTTドコモは、本社施設や千葉県美浜区(幕張)の特設会場で、「平成18年度 NTTドコモグループ 総合防災訓練」を実施した。
ドコモグループによる総合防災訓練は、大地震など大規模災害のあった年を除き毎年開催されている。今年の訓練は、東京湾北部を震源とする大地震が首都圏で発生したとの想定で行なわれた。千葉県内各地で大規模な被害が出ているという設定で、屋外の訓練会場として千葉県美浜区に特設会場を用意して訓練が行なわれた。
NTTドコモ 千葉支店を中心に、群馬支店、長野支店、山梨支店、栃木支店など周辺の各支店が参加したほか、ドコモ本社などグループ各社が参加した大規模な訓練で、直接訓練に関わった人数は300人以上、社員の安否確認はグループを含め6,094名に上った。
訓練は5日午前8時に大地震が発生したとの想定で行なわれた。ドコモ本社など屋内のシステム設備では状態確認や復旧作業などの訓練が行なわれたほか、午前11時からは千葉県の特設会場を災害現場に見立てた屋外の訓練も行なわれた。
会場には現地の災害対策本部が設営されており、ドコモ本社の対策本部と連絡を取り合えるようになっている。会場には出動要請を受けた可搬型無線基地局車、移動電源車などが到着し、速やかに臨時の基地局が設営された。
また今回の訓練では、現地の対策本部に衛星系電話など災害対策物品を届けるヘリコプターも登場。ヘリコプターが着陸するとスタッフが車に乗り移り、訓練会場の現地災害対策本部に衛星携帯電話など一式を届けた。
訓練の最後にはNTTドコモ 執行役員 NW企画部長の岩崎 文夫氏が挨拶を行ない、「ハード、ソフトの両面でさまざまな対策を行なっているが、今日はその検証。携帯電話はますます重要になっており、訓練から課題を抽出して良いものにしていきたい」と述べて、今後も引き続き災害対策に注力していく姿勢が明らかにされた。
会場に到着する可搬型無線基地局車
大型の移動電源車も登場
ヘリコプターによる被災地への災害対策物品の受領も演習を実施。実際に有事の際にもヘリコプターが利用される場合がある
着陸後、衛星携帯電話を対策本部に届けた
無線基地局車の設営を行なっているところ
移動電源車は無線基地局車1台分を稼働させることが可能
大型の施設などを補助できる大型移動電源車。ガスタービンエンジンで発電する
無線基地局車は半径約1kmのエリアをカバーできる
災害対策向けではないものの、GPS機能を利用した位置確認ソリューションも紹介
会場ではパネルなどで過去の復興活動事例を紹介
FOMAの回線交換を4つまで束ねて、安定した動画送信などが行なえるシステム
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URL
NTTドコモ
http://www.nttdocomo.co.jp/
ドコモレポート「どうなる!災害時の携帯電話」(PDF形式)
http://www.nttdocomo.co.jp/binary/pdf/info/news_release/report/060821.pdf
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ドコモ、グループ9社による総合防災訓練
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