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高橋氏はまず、新規契約の需要が縮小傾向にある中で、買い替え需要はいまだに旺盛であるとするグラフを示し、新サービスの利用を後押しする何らかの仕組みがこれからも「重要な役割を担う」と語る。 これまでの販売形態については、課題として、端末補助金に対する説明不足と不透明感、買い替え頻度の差による不公平感を挙げたほか、販売価格が抑えられていることで「不用な買い替えを招いているのではないか」との考えを示した。 これらを踏まえた上で、端末補助金の金額の明示や、利用契約期間の設定・表示をする必要があるとし、「端末補助金を分かりやすく説明できる仕組みが必要」とするとともに、「一定期間利用後には割安になる、という仕組みも追加するべきではないか」と述べて、新しい販売モデルでは「端末補助金の透明性、買い替え頻度による適正化による不公平感の解消、長く使えばお得な料金へ移行できる」と語った。 ■ 「フルサポート」はたくさん使うユーザーにメリット
また同氏は利用例を挙げ、「利用額が毎月14,000円なら、だいたい12カ月でフルサポート解除料が無料にできる。毎月6,400円程度なら18カ月程度」とし、たくさん、あるいは長く使うユーザーがメリットを享受できる仕組みを説明した。 ■ “分離モデル”に対応する「シンプルコース」
ソフトバンクモバイルが導入している割賦販売モデルについては、「一律の条件設定で、利用額が多いユーザーと少ないユーザーの間の不公平感を是正したプランにはなっていない。販売奨励金を組み合わせた複雑なモデルで、決して“分離モデル”に対応したモデルではない」との考えを明らかにした。 ■ 新たな買い方を提案
また同氏は「低価格・低コスト端末の投入がこれから非常に重要になってくる」と語り、「廉価端末を充実していく」とするとともに、「今回、2年間という提案だが、例えば、他のコースを作り契約期間とサポート額を追加することもできる。これにより、高価格な端末を買いやすくもできるだろう。そういう提案も、今回提案する買い方が根付いてくれば考えていく」と語り、2年契約で2万円を補助という内容は柔軟に対応していくものとした。 なお、11月12日に販売方法が変更されることで、従来の販売形態に近い「フルサポートコース」でも、販売価格の水準が変動する可能性がある。この点については、「激変は緩和しなければいけない」としており、店頭価格が11月12日に突然大きく変動しないよう、販売店側に裁量を持たせる形で施策を進めていくとした。 またこれに関連し、長期的には販売店への販売奨励金を低減させる方向であるとしているが、セールや在庫処理での値引きの原資になるような基本的な販売奨励金は残すとした。
■ ＵＲＬ ニュースリリース http://www.kddi.com/corporate/news_release/2007/1004/ ■ 関連記事 ・ au、端末の購入方法が選べる「au買い方セレクト」 ・ au、アフターサービスを拡充した「安心ケータイサポート」 （太田 亮三） 2007/10/04 21:20 | ||||||||||||
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