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au、端末の購入方法が選べる「au買い方セレクト」

2つのコース

 KDDIおよび沖縄セルラーは、ユーザーが端末の購入方法を選択できる「au買い方セレクト」を11月12日より導入すると発表した。

 今回発表された「au買い方セレクト」は、これまでの販売形態を発展させた「フルサポートコース」と、端末購入代金の補助が受けられない代わりに低廉な料金で月々の支払いを抑えられる「シンプルコース」の2つが用意される。「シンプルコース」には新しい料金プラン「シンプルプランL」「シンプルプランS」も用意される。

 合わせて、故障保証などのサービスが受けられる「安心ケータイサポート」も発表された。

 11月12日以降、新規・機種変更契約時には、いずれの場合でも「フルサポートコース」「シンプルコース」のどちらかを選択する。ただし、11月12日時点で既にauユーザーで、「フルサポートコース」の機種変更を利用する場合は、現在の端末の利用期間が7カ月以上経過していることが条件となる。


「フルサポートコース」

「au買い方セレクト」の全体象
 「フルサポートコース」は、端末購入価格が抑えられ、サービスを積極的に利用するユーザーに向けたもの。2年間の契約期間が設けられるが、auポイントの付与率が拡大され、貯まったポイントで2年契約の解除料を相殺したり、端末購入価格に割当てたりでき、サービスをたくさん利用するユーザーがより軽い負担で機種変更できるようになっている。

 同コースでは、端末を購入する際に2年間の利用を約束することで、店頭価格から21,000円が割引される。また、「誰でも割」などの長期契約を伴う基本使用料割引サービスは、契約解除料が無料になる。

 「フルサポートコース」の2年間の契約期間中に解約・一時休止・機種変更などを行なう場合、「フルサポート解除料」として利用期間に応じた金額を支払う必要がある。解除料は、利用開始から12カ月目までが18,900円、13カ月目~18カ月目が12,600円、19カ月目~24カ月目が6,300円。

 料金プランは、現行の料金プランから選べる。2年間の契約期間経過後か、フルサポート解除料を支払えば、新たに追加される「シンプルプランL」「シンプルプランS」にも変更可能。


フルサポートコースの概要。貯まったポイントで利用期間の短縮も可能 auポイント付与率は利用額に応じて拡大

auポイントは利用額に応じて付与率が拡大

アニバーサリーポイントは、5年目以降で付与されるポイントが拡大
 auポイントプログラムが改定され、毎月の利用額に応じて付与されるマンスリーポイントは、現状の一律100円(税抜き)あたり2ポイントから、従来比2~3.5倍の比率で、利用額に応じて付与率が拡大される。

 利用額が100円~4,999円(税抜き)の場合は100円あたり4ポイント、9,999円(税抜き)までなら100円あたり5ポイント。10,000円(税抜き)以上は100円あたり7ポイントが付与される。データ通信カードで「PacketWINシングルサービス」を利用する場合は、一律で100円(税抜き)あたり4ポイント。

 加えて11月からは、auの利用期間が1年経過するごとに付与されるauポイント「アニバーサリーポイント」の加算ポイントも拡大される。これまではauの利用期間が1年経過するごとに200ポイントが付与されていたが、変更後は「auプレミアメンバーズ」の会員を対象に、契約期間が5~7年で毎年500ポイント、8~9年で毎年800ポイント、10年以上は毎年1,000ポイントが付与される。

 貯まったポイントは、新たに「フルサポート解除料」にも利用できる。2年間のフルサポートコース契約期間中に機種変更する場合でも、ポイントを利用して負担を軽くできる。従来通り機種変更時の購入代金に充当できるほか、オプション品の購入、有償修理代金の値引きなどに利用可能。

 これまでauポイントプログラムに設定されていた有効期限は、「au買い方セレクト」の導入に合わせて廃止される。また、2008年6月からは、ポイント残高に上限が設けられ、1回線あたり4万ポイントが上限となる。


「シンプルコース」

シンプルコースの概要

シンプルコースでの端末購入では、基本料金が割安なプランも選択できる
 「シンプルコース」は、端末の購入金額の割引が無いかわりに、新たに設定された料金プランを利用すれば毎月の基本使用料が抑えられるというもの。端末の購入価格は「フルサポートコース」より割高になるが、月々の利用額を抑えて、1つの端末を長く使い続けたいユーザーに向けたコースとなっている。auでは開発コストを抑えたモデルも拡充する予定としており、基本的な機能の端末であれば、シンプルコースであっても比較的購入しやすい価格帯の端末が今後ラインナップされる見込み。

 同コースでは、新設された料金プラン「シンプルプランL」と「シンプルプランS」が選択できる。「シンプルプランL」は基本使用料が月額2,625円で通話料が1分10.5円、「シンプルプランS」は基本使用料が月額1,050円で通話料が30秒15.75円となっている。

 両プランでは、基本使用料を割引く各種サービスは利用できない。パケット通信料は現行のプランと同等で、パケット通信料割引サービスが利用できる。通話料割引では「指定割」「家族割」「スマイルハート割引」が利用可能。テレビ電話通話料は音声通話料の1.8倍となる。

 「シンプルプランL」と「シンプルプランS」では、基本料金や通話料が抑えられているかわりに、auポイントの付与は限定的となり、マンスリーポイント、アニバーサリーポイント、プレミアポイントなどは付与されない。

 また、「シンプルコース」では、現行の各料金プランも選択可能。この場合、各種割引サービスが利用でき、「フルサポートコース」同様にポイントが付与される。

 すでに「誰でも割」など長期割引を契約している既存ユーザーが「シンプルコース」で機種変更し「シンプルプラン」を契約する場合、「シンプルプラン」では基本使用料割引が利用できないため「誰でも割」などの契約解除料が発生する。この解除料は2008年11月末までは無料。ただし、「誰でも割」などで設定されていた期間内に回線を解約すると、「誰でも割」などの契約解除料が発生する。

 なお、あらかじめ用意した端末を店頭に持ち込む機種変更で、「シンプルプラン」を選択できるのは、すでに「シンプルプラン」を利用しているユーザーのみ。



URL
  ニュースリリース
  http://www.kddi.com/corporate/news_release/2007/1004/
  ニュースリリース(アニバーサリーポイントの改定について)
  http://www.kddi.com/corporate/news_release/2007/1004a/

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(太田 亮三)
2007/10/04 14:13

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