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「EM・ONE」（S01SH）は、Windows Mobile（WM） 5.0搭載のシャープ製端末。イー・モバイルが展開する「EMモバイルブロードバンドサービス」に対応し、下り最大3.6Mbpsの高速データ通信技術「HSDPA」を活かしたWebブラウジングが可能となっている。 会場には、スマートフォンやPDAについて書いているブロガーなどが多数集まった。彼らの手には、ウィルコムのW-ZERO3やW-ZERO3［es］、HTC製端末といったWindows Mobile搭載スマートフォンが握られており、一般的な携帯電話の方がむしろ少ないように見えた。中には、シャープ製のPDA「ZAURUS」の利用している参加者もいた。 なお、今回のイベントにはイー・モバイルが協力しており、タッチ＆トライのために、10台の端末が用意された。静かな雰囲気の中で、参加者は黙々と使用感を確かめていた。端末は発表時のものから微調整されており、スライド部などの剛性感も若干高くなっているとのこと。こうした調整は、3月31日の発売まで続けられるという。 参加者の中には、メモリカードで持ち寄ったアプリケーションの動作確認をする者や、画面キャプチャーを保存していく人もいた。ワンセグやGoogleマップ、SkypeやYouTubeといった、ブロードバンド系コンテンツを確認する人もいた。 今回の内覧会には、開発にあたったシャープの担当者や、イー・モバイルの担当者らが出席。それぞれ開発経緯やサービスの説明を行なった。ブロガーを対象としたイベントということもあってか、「自宅に帰る前にブログを完了させてしまおう」といったポイントもアピールされていた。 質疑応答になると、参加者から多数の質問が寄せられた。 サービス開始時には東京都23区内など限定されたエリアでの利用となるが、新宿などの主要な地下街などが通信圏内となるのは2008年頃になるという。また、スペック値ではなく、実利用でのバッテリー駆動時間を質問もあった。シャープでは、通信3分、閲覧27分の利用スタイルで4時間と算出しているとした。 また、OSが1月に発表されたWM6.0ではなく、WM5.0である点には、マイクロソフトの担当者が、「WM6.0で対応する機能を先取りしている部分もある」と話した。なお、「EM・ONE」はWM5.0でワイドVGAに対応している。 このほか、ソフトウェアに関する質問には、参加者が回答するといったWMのコミュニティらしい様子も見られた。YouTubeの閲覧については、Internet Explorer Mobileでは閲覧できないが、参加者から「Operaでは見られた」「ブラウザに依存するのでは」といった声が上がっていた。なお、Googleマップ閲覧やSkypeの起動については、タッチ＆トライの際に確認できた。 なお、イー・モバイルの担当者によれば、同社では現在EM・ONEに続く端末の開発を行なっているという。詳細は明らかにされなかったが、「EM・ONE」のターゲット層と同じく、ネットリテラシーの高いユーザーを対象とした路線は継続されるという。
■ ＵＲＬ WindowsケータイFAN http://windows-keitai.com/ イー・モバイル http://www.emobile.jp/ シャープ http://www.sharp.co.jp/ ■ 関連記事 ・ WindowsケータイFAN、イー・モバイル「EM・ONE」の内覧会開催 ・ イー・モバイル先行受付開始、ビックカメラに種野氏登場 ・ イー・モバイル、大手量販店で「EM・ONE」などの先行受付開始 ・ イー・モバイル、HSDPAサービスを3月末スタート ・ デュアルスライド機構のWindows Mobile端末「EM・ONE」 ・ いよいよサービス開始、千本会長「携帯に革命を」 （津田 啓夢） 2007/03/06 13:25 | ||||||||||||||||
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