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東京・有楽町のビックカメラで24日、携帯電話番号ポータビリティ（MNP）制度のスタートを記念するセレモニーが実施された。ソフトバンク 代表取締役社長の孫正義氏のほか、キャリア3社の取締役が列席し、テープカットなどを行なった。 ■ キャリア3社の幹部が勢ぞろい
テープカットの前には、各参加者が挨拶を行なった。ドコモの熊谷氏は「MNPは、良い意味での競争を通じて、ドコモをより知ってもらうための絶好のチャンス」「携帯電話ユーザーの2人に1人以上がドコモをお選びいただいているのには、それなりの理由（サービスとしての実力）があるはず。この理由に、より磨きをかけていきたい」とし、基地局の拡大や高機能端末の提供に注力する方向性を語った。 KDDIの両角氏もまた、「MNP制度の発表以来約2年間、auでは周到な対策を練ってきた。まさに準備万端でスタートラインに立てた」と自信を見せる。さらに「auの新しいイメージキャラクターである速水もこみちさんも、LISMOに興味あるとの理由から、MNPでauにご転入いただけると聞いている」と続け、MNPはユーザー自身にメリットをもたらすと強調した。 セレモニー前日の23日に新料金プランを発表したばかりのソフトバンク・孫社長は、CMに登場するキャラクター、“予想GUY”こと野口五郎（？）を引き連れて登壇。「（新料金プランの導入で）携帯電話がより安く、身近になり、いつでもどこでもインターネットを好きなだけ楽しめる世界がやってくる。これからも新しい“予想外”を続々提供していく」とし、端末や価格などあらゆる面で日本一を目指す決意を語った。 ビックカメラの宮嶋宏幸氏は「今日10月24日を、全社を上げて楽しみにしてきた。事前相談カウンターを設けるなどの準備も進めた結果、私どもの調査では約4,000件ほどのお客様がMNPの利用を考えているようだ」と現状を解説。「MNPの利用率は7～8％と推計されているが、実際にはそれ以上の手応えがある」と期待感を表わしている。 各社の挨拶終了後にはテープカットを実施。ファンファーレとともにMNP受付の開始を宣言するとともに、セレモニー直後の10時から有楽町店の営業が開始した。
■ MNP特設コーナーを店頭に設置 セレモニー会場周辺は、開店直後、さらに報道陣が詰め掛けた影響もあって混雑した。各キャリアも説明人員を多数配置したり、予想GUY握手会が実施されるなどお祭り感漂うムードだったが、MNP利用者そのものについては静かな出足だった印象だ。なおビックカメラ有楽町店では店頭にMNP特設コーナーを設置して、各キャリアのサービスや制度に関する質問などに応じる。そのほか各種アンケート回答者を対象に記念品のプレゼントを行なうほか、実際のMNP利用者を対象に抽選会を実施する。特設コーナーの出展や抽選会は29日まで実施する予定。
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