同社は2006年4月、ボーダフォン事業の買収資金として、17の金融機関との間で総額1兆2,800億円に上る短期借り入れを行なった。今回の発表は、この借金を長期返済へ切り替えるために、ボーダフォン事業を証券化(事業証券化、Whole Business Securitization)して資金調達を行なうというもの。ボーダフォン事業のキャッシュフローを元手に証券化を図り、資金返済の確実性を高める仕組み。借金返済の確実性を高めることで、格付会社からのより高い評価が期待できるため、資金調達コストを削減できるという。