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NTTドコモ・KDDI・ボーダフォンの3社は、携帯電話会社を変更しても電話番号を引き継げる「携帯電話番号ポータビリティ」（MNP）の手続き方法を発表した。 2006年11月1日までに導入が予定されているMNPについて、ユーザーの事務手続き方法が発表された。ただし、今回の発表では、導入の日程や料金については触れられていない。 MNPを利用する場合、まず、これまで使っていた携帯電話会社との間で、電話やWebを使った「MNP予約申込み」をする。予約が完了すると「MNP予約番号」が発行され、新規契約するショップでこの予約番号を渡すと、MNPによる新規契約が申し込める。元の携帯電話会社で、乗り換え先の事業者からの予約番号などを照合後、元事業者との解約が成立、乗り換え先で新規契約処理が終わると手続きが完了する。 なお、ショップ店頭での手続きには最大で数時間程度かかる見込みだ。 MNPでは、携帯電話番号は引き継げるが、メールアドレスは引き継げない。今回の発表では、注意事項として料金プランや各種サービスが引き継げないほか、コンテンツや電子マネーも引き継げない場合があるとしている。年間契約割引などを適用している場合は、別途違約金が発生する場合もある。 また、MNPでは、手続きに必要な料金が未だ明らかにされていない。NTTドコモでは料金について、「現状決まっていない。手数料が各社で違うのか、3社同じになるのかも何も決まっていない」とコメント。ユーザーの注目が集まっていることもあり、まずは3社で決定された事務手続き方法についてのみ発表したという。今後、料金についても決定され次第発表される予定だ。 このほか、携帯電話事業への新規参入を予定しているイー・モバイルは、音声サービスの開始当初からMNPに対応すると発表した。同社の音声サービスは、11月1日以降に開始されるが、MNPの手続き方法は今回発表された3社に準じたものになるという。すでに既存事業者との検討を進めているとしている。
■ ＵＲＬ お知らせ（NTTドコモ） http://www.nttdocomo.co.jp/info/notice/page/060517_00.html ニュースリリース（KDDI） http://www.kddi.com/corporate/news_release/2006/0517b/ ニュースリリース（ボーダフォン、PDF形式） http://www.vodafone.jp/japanese/release/2006/20060517j.pdf ニュースリリース（イー・モバイル） http://www.emobile.jp/press/2006/0517.html ■ 関連記事 ・ 2006年のケータイ市場を占う「番号ポータビリティ」 ・ 第174回：番号ポータビリティ とは ・ 総務省、番号ポータビリティ導入のガイドラインを公表 （津田 啓夢） 2006/05/17 16:02 | ||||||
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