JEAGは、NTTドコモ、KDDI、ボーダフォンや、インターネットイニシアティブ(IIJ)、パナソニック ネットワークサービシズ(hi-ho)、ぷららネットワークスなど、携帯電話事業者および国内主要ISPら30社が、技術面から迷惑メール対策を検討するワーキンググループ。現在、「Wireless」、「Outbound Port 25 Blocking(OP25B)」、「送信ドメイン認証」、「啓蒙活動」と4つのサブワーキンググループで構成されている。
Wirelessサブワーキンググループのドコモのプロダクト&サービス本部 コンテンツ&カスタマ部の昌川浩二氏は、動的IPを利用した迷惑メールの対策としてOP25Bを紹介。OP25Bは、Outbound Port 25 Blockingという名称の通り、外向け25番ポートをブロックしてしまおうというもの。25番ポートは、一般的にメール送信(SMTP)に割り当てられており、ISPが指定したメールサーバーを使わないメール送信を制限する。これまでの主な迷惑メール対策は、受信者側がフィルタリングを行なうなど受信側での対応だったが、OP25Bでは、送信する時点で迷惑メールがブロックできる利点がある。