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東京都交通局は、地下鉄内で地上デジタル放送が受信できるようにするため、民放各局や携帯電話メーカーなどとともに、2月1日から実証実験を開始する。
都交通局では、地下鉄内でワンセグ対応携帯電話などを使って地上デジタル放送を利用できるようにするため、1年ほど前から実現に向けた取り組みを行なってきた。実験では、地下に設置された地上デジタル放送の再送信設備から、駅構内や車内で放送が受信できるかどうか調査するほか、鉄道業務事態への影響なども調べる。期間は2月1日~3月31日。都営地下鉄三田線の神保町駅~内幸町駅間で実施される。
なお、放送波の再送信は、日立製作所が取得した実験局免許を利用して行なわれ、都交通局は場所を貸し出す形になる。再送信ではあるが、放送波を送信するためには放送事業者の免許が必要となる。このため、鉄道事業者の同局は、現時点で再送信が行なえない状況にあるという。
都営地下鉄では、地下鉄内においてAMラジオ放送の再送信を行なっているが、これはAMラジオ放送の再送信には放送局免許が必要ないため。同局では、災害時の情報提供手段として、地下鉄内でのテレビ受信も実現したい考えだ。
同局では当初、4月1日の本放送スタートに合わせて地下鉄内での放送開始を狙った。しかし、約1年前から検討を重ねてきた今回の案件に、実験局免許が交付されたのは「最近のこと」(都交通局担当者)だという。このため、地下鉄での放送開始日については、まだアナウンスできない状況にあり、本放送開始とともに実験は終了しなければならないという。
なお、実験はまず、営業時間が終わった終電後に行なわれる。その後、問題がなければ、営業時間帯でも実験を行なうとしている。実験中のみ放送波は送信されるので、タイミングが良ければ、ワンセグ対応端末のユーザーは地下鉄内で試験放送が楽しめることになる。
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実験のイメージ
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■ URL
ニュースリリース
http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/news/sub_n_20060130a.html
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(津田 啓夢)
2006/01/30 18:54
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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