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ドコモ、「702iシリーズ」を開発

 NTTドコモは、デザイン性に富んだ新FOMAシリーズ「702iシリーズ」を開発した。

 「702iシリーズ」として発表されたのは、「SH702iD」、「N702iD」、「F702iD」、「D702i」、「P702i」の5機種。SH、N、Fの3機種は、クリエイター、メーカー、ドコモ3者のコラボーレーションモデルとなり、デザイン性に富んだ端末となる。

 702iシリーズでは、701iシリーズ同様に「iチャネル」をサポート。端末の性能は701iとほぼ同等だが、共通仕様の部分は少なく、各端末は、ライフスタイルに合わせた特徴的な機能を搭載し、豊富なバリエーション展開が魅力となっている。なお、全機種FOMAプラスエリアをサポートする。


左からSH702iD、N702iD、F702iD、D702i、P702i

ドコモのマルチメディアサービス部 主査の増田智子氏

ドコモのプロダクト部長永田清人氏
 ドコモのマルチメディアサービス部 主査の増田智子氏は、同社のデザインスタンスについて説明し、デザインは機能との一体感が重要だとした。また、「色や形状といった美しさ、表層的なものには留まらない機能などとの一体感を重視した。70Xiシリーズは、自分のこだわりでケータイが選べるコンセプトのあるもの。多用なライフスタイルに応えるために外部デザイナー起用し、外部からケータイの中に新しい視点を取り込んだ」と語った。702iシリーズは、開発発表までに2年間を費やし、アーティストとのコラボレーションを試みたという。

 シャープ製「SH702iD」は、グラフィックデザイナーの松永真氏が担当した。シンプルでコンパクトなデザインで、FOMA最小・最軽量となる。SDオーディオに対応する。

 NEC製の「N702iD」は、キッズケータイ「SA800i」を手がけるアートディレクターの佐藤可士和氏によるもの。フラットでスクウェアな形状で、背面の有機ELでiチャネルの表示が可能となっている。また、音楽プレーヤー機能を搭載する。

 富士通製の「F702iD」は、コミュニケーションデザイン研究所(CDL)の平野敬子氏と工藤青石氏がデザインを手がけた。背面液晶を搭載しない折りたたみ端末で、有機的なフォルムが特徴。機能面では、富士通製のセキュリティ機能に加えて、702iシリーズ唯一のおサイフケータイとなる。なお、JR東日本のモバイルSuicaにも対応する。

 このほか、三菱電機製の「D702i」はストレート型のシンプルなFOMA端末、パナソニック モバイルコミュニケーションズ製の「P702i」は、702iシリーズ唯一のプッシュトーク対応端末となる。

 なお、ドコモのプロダクト部長永田清人氏によれば、2005年12月末現在の70Xiシリーズの販売台数は約420万台。ドコモでは今回の702iシリーズで、さらに拡大したい考えだ。同氏は90Xiシリーズとの違いを「90Xiは新しいことを取り入れる。70Xiは、最高性能ではないが、個人のニーズに合ったものを作る」と説明。「70Xiシリーズは小型軽量が基本となり、多用化するユーザーのニーズに応えていきたい」と語った。

 同社では、702iシリーズを2月以降、3~4月商戦に投入したい考えだ。こなれた技術となるためコスト面で負担が少なく、端末価格は701iシリーズよりも若干安く提供される見込みだ。

 なお、発表会場となった東京都港区の青山スパイラルでは、1月17日~22日かけて702iシリーズの展示が行なわれる。タッチ&トライコーナーや、端末のイメージに合わせたコンセプチュアルな展示なども楽しめる。


70Xiシリーズは2005年12月末で420万台を突破 iチャネルは70万契約を突破 コンパクトな70Xiシリーズ

プロダクトを担当したクリエイターたち N702iDのコーナー F702iDのコーナー

スパイラルの1階にはタッチ&トライコーナー 円形に端末が配置されている


URL
  ニュースリリース
  http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/20060117.html

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プッシュトーク対応の「P702i」


(湯野 康隆, 津田 啓夢)
2006/01/17 13:37

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