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夏野氏はまず、ドコモが展開する「あんしん」ミッションについて説明。同プロジェクトは、ユーザーが安心して携帯電話を使えるような同社の工夫を総称するもので、迷惑メールやウィルス対策、セキュリティ対策、プライバシー保護、故障・紛失時のサポートなどもこれに当たる。夏野氏は、「持っていることでホッとできるようなサービスを考えていく」としており、今回のSA800iは、その中の1つとして、子供への配慮を考えたものだと語った。
■ キッズiメニュー
「我々の強みの1つがコンテンツだ」と語った夏野氏は、キッズiモードを契約するSA800iユーザーを対象とした、コンテンツメニューサービス「キッズiメニュー」を用意すると語った。同サービスは、子供向けコンテンツのみを集めたiメニューサイトで、一般サイトのアクセス制限や、コンテンツプロバイダー提供の子供向けコンテンツのみ利用可能となるなど、若年層に配慮した構成となっている。 ディズニーや学研などがコンテンツの提供を明らかにしており、SA800iの発売までに教育関連や遊び系など、子供向けに100サイト以上が提供される予定だという。なお、子供向けコンテンツの課金形態は、通常のiモードコンテンツと同様となる。キッズメニューでは、無料コンテンツも用意されるとのことだが、子供に有料コンテンツを利用させたくない場合は、課金時に入力する暗証番号を伝えなければいいとのこと。
■ 子供の安全に向けたドコモの取り組み また、ドコモでは24日、子供に携帯電話を持たせる上での同社の取り組みなどを紹介したレポートも発表。保護者側に、子供が犯罪に巻き込まれることへの不安などがあるとし、キッズケータイやイマドコサーチといった防犯関連の取り組みや、ファミリー割引などの家族間のサービス、中学生以下は基本利用料が月額1,575円となる「ファミ割ワイド」などを紹介している。このほか、今回の発表会では、子供向け商品の開発やサービス展開について、有識者から意見を聞く「キッズアドバイザリーボード」が設立されたことも発表された。「宣伝会議」編集長の田中里沙氏、フリーアナウンサーの野村華苗氏、ドコモ・ドットコム代表取締役の原田由佳氏らが子を持つ母親として、保護者の立場で意見するほか、犯罪分野より、POLICEチャンネル理事兼事務局長の上高家耕一氏、教育現場より慶應義塾幼稚舎長を務めた慶應義塾大学教授の金子郁容氏らが参加している。 発表会には、ボードを代表して田中氏が登場し、「働く母親として、子供の状態に不安にかられることもある。最近不安になるような事件もあり、幅広い見地から議論していきたい」と話していた。
■ ＵＲＬ ニュースリリース http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/20051124a.html キッズiモードの案内 http://www.nttdocomo.co.jp/service/imode/site/kids_imode.html ■ 関連記事 ・ ドコモ、あんしん機能を搭載したキッズケータイ「SA800i」 ・ ドコモ、子供の場所を検索できる「イマドコサーチ」 ・ ドコモ、法人向けにFOMAのGPSサービスを提供 ・ ドコモ中村社長、「先進と安心」で携帯電話の方向性を語る （津田 啓夢） 2005/11/24 20:24 | ||||||||||||||||||||||||||||
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