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SA800iは、GPS測位機能やバッテリーロック、防犯ブザーといった子供への安心機能を搭載した三洋電機製FOMA端末。端末の発表に伴って、FOMA端末の位置確認サービス「イマドコサーチ」も発表された。ドコモでは、「キッズケータイ」と呼んでおり、小学生を中心とした子供をターゲットに展開する。 デザインは、TUTAYA TOKYO ROPPONGIなどのデザインを手がけた佐藤可士和氏が担当。子供を包み込んで守るものとして、繭（まゆ）をコンセプトにおいて端末をイメージしたという。また、「お守りになるようなケータイ」とも語っていた。なお、ソフトウェアのインターフェイスも同氏が手がけており、絵本のような待受画像などがプリセットされる予定だ。
ヒンジ部付近に防犯ブザースイッチが搭載されており、スイッチを入れると約100デシベルのアラームを鳴らすことができる。また、アラームと連動し、登録しておいた連絡先（最大3件）に自動的に音声発信、相手先に「緊急通話です」のメッセージも伝えられる。 さらに、登録先がイマドコサーチを利用していると、メッセージRでも危険を通知し、GPS機能を利用して子供の携帯電話の位置などが伝えられる。音声通話は、暗証番号を入力するか全ての登録先と通話が完了するまで停止不可能となる。 また、暗証番号を入力せずに電源をオフにすると、「イマドコサーチ」の契約者にその旨が通知される機能も用意。同機能では、例え電源がオフになっても、一定間隔（15分、30分、60分）おきに自動的に電源が起動し、位置情報が通知される。なお、位置情報の確認中など、電源が起動している間も、ちょっと見ただけでは電源が入っていることがわからないようになっているという。 このほか防犯ブザー関連では、バッテリーパックの取り外しを防ぐために、電池パックを専用ネジで固定できる「バッテリーロック」機能も搭載される。 端末には、子供が利用することを考慮して、メニューやガイドなどの難しい漢字をひらがなで表示する「キッズモード」が用意される。小学3年生ぐらいから読める漢字のみ表示される。また保護者用と子供用の2つの暗証番号が設定可能で、親の暗証番号で設定したセキュリティ機能などは、子供の暗証番号では変更できないようになる。iアプリを利用しないなどの利用制限も行なえる。最大5件の連絡先を発話ボタンで呼び出せる「直デン機能」なども搭載される。 セキュリティ機能としては、端末の開閉毎にロックがかかる機能などのほか、緊急通報以外の機能をOFF設定できる機能なども利用可能。国語辞書や時間割などのiアプリもプリセットされる。 背面に32万画素のCMOSカメラを搭載し、メインディスプレイ上部には、テレビ電話用に10万画素CMOSカメラも装備。メインディスプレイは約2.2インチ、240×320ドット、65,536色表示のTFT液晶、背面のサブディプレイはモノクロ液晶となる。 機能面はFOMA 70Xiシリーズと同等で、端末自体もSA700iSをベースに開発されている。テレビ電話やiアプリ、着うたなども利用できる。 移動時の連続待受時間は約250時間以上、連続通話時間は140分以上。大きさは97×50×27mmで、重さが約123g。ボディカラーはトリコ、ミント、アクアの3色展開となる。
■ ＵＲＬ ニュースリリース http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/20051124a.html 製品情報（NTTドコモ） http://www.nttdocomo.co.jp/product/kids_phone/sa800i/ 製品情報（三洋電機） http://www.sanyo-keitai.com/docomo/sa800i/ ■ 関連記事 ・ ドコモ、子供の場所を検索できる「イマドコサーチ」 （津田 啓夢） 2005/11/24 15:02 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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