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日本ガートナーグループのデータクエスト部門が、世界における2000年の携帯電話出荷台数が4億1270万台であったと発表した。
同社では、昨年9月に2000年の携帯電話出荷台数を4億2000万台と予測していたが、第4四半期の伸びが思ったほどではなかったことから、それを下回ることになった。その原因については、欧米でブラウザフォンが発売されたものの、当初期待されていたほどのユーザーを獲得できなかったためではないか、と説明している。
また、メーカー別シェアでは、ノキアが30.6%、モトローラが14.6%、エリクソンが10.0%という順位で、ノキアが2位以下との差を広げた形となった。日本メーカーでは、パナソニックが5位、三菱電機が8位、京セラが9位となっている。
データクエストでは、携帯電話端末市場は長期的に見て試練の時期を迎えつつあると考えられ、十分な利益を確保できるのは一握りのメーカーに限定されるのではないかと分析した上で、中でも日本メーカーは、家電やパソコンといった分野での商品開発力を活かし、この市場を大きく変えていく可能性を秘めていると指摘している。
■URL
・日本ガートナーグループ
http://www.gartner.co.jp/
■ 関連記事
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・ 2000年第3四半期の世界の携帯電話出荷数は1億460万台
(湯野 康隆)
2001/02/15 19:04
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