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運転時のヘッドセット着用、各県でおおむね利用に問題なし
11月1日より改正された道路交通法が施行される。今回の改正より、運転時に携帯電話で通話していたり、画面を注視していたりすると行政処分1点のほか罰金が課せられる。
しかしながら、ハンズフリーキットやヘッドセットを携帯電話に接続した状態であれば、運転中の通話は罰則の対象外となる。これは、ハンズフリー通話を推奨するものではなく、警察庁では「“ハンズフリー装置を利用すれば問題ない”というわけではない。あくまでも運転中の通話は遠慮して欲しい」との見解を示している。
一方、運転時に遵守すべき法令は、国が施行する道路交通法に加えて各自治体が定める条例も含まれる。警察庁によれば「一部の自治体ではイヤホンタイプの装着を禁止している」とのことだが、日本プラントロニクスが各都道府県警察に問い合わせた調査結果によれば、両耳をふさぐものや大音量での使用は違反になる地域があるものの、片耳だけを利用するヘッドセットはほとんどの都道府県で問題なく利用できるという。
たとえば群馬県では両耳タイプの製品は使用不可としているが、福岡県では両耳・片耳を問わず、両手がふさがらない状態で、なおかつ外部の音が聞こえるのであれば違反ではないとしている。また東京都では、警察庁と同じく基本的に運転時の利用は避け、停車してから利用するよう求めているが、交通に関する音が聞こえる状態であれば利用可能との見解だ。
これらの見解は、ヘッドセットだけではなく、補聴器の利用も踏まえた内容となっている。警察庁や東京都の見解で明らかにされているように、ヘッドセット、あるいはハンズフリーキットを利用したとしても運転中の通話は推奨されるものではないが、業務の関係などで運転中の通話が避けられない人にとっては、ハンズフリーキット・ヘッドセットは必須アイテムと言えるだろう。
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URL
改正道交法Q&A(警察庁)
http://www.npa.go.jp/koutsuu/kikaku20/KaiseiQ_A.htm
国立国会図書館 都道府県条例リンク集
http://www.ndl.go.jp/horei_jp/Countries/Japan/Japan_horei_local.htm
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(関口 聖)
2004/10/28 17:12
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ケータイWatch編集部
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