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いつでもどこでも電子マネー決済が可能な「Mobile Edy」
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ビットワレットは、非接触ICカード「FeliCa」を搭載するNTTドコモの携帯電話向けサービスとして、いつでもどこでもネットワーク経由で商品購入の決済が可能な「Mobile Edy(仮称)」を発表した。正式サービスはドコモからFeliCa搭載端末が発売されると同時期に開始される予定だが、フィールド実験は2月上旬より行なわれる。
今回発表された「Mobile Edy」は、iモードメールを利用していつでもどこでも電子マネー決済ができるというサービス。昨年12月にドコモからFeliCa搭載端末によるフィールド実験の開始が発表された時点では、「Edy」の利用が店頭での決済のみとなっていたが、「Mobile Edy」によって時間や場所に制限されずに商品を購入できるようになる。
決済の具体的な手順としては、まず「Mobile Edy」決済に対応したWebサイトにアクセスして、欲しい商品を注文する。この際にFeliCa搭載端末のiモードメールアドレスを入力。注文確定後に携帯電話にメールが配信されるが、このメール内には店舗名や商品名、金額、注文日時などの情報が記載されるほか、店舗ごとにユーザーへ伝えたい内容が記される。メール内のボタンをクリックするとEdy用iアプリ(Edyアプリ)が起動して決済画面に移り、ユーザーの操作によってFeliCa内の電子マネーがネットワーク経由で送信される。
サーバー側にデータが到着した時点で決済は完了し、ユーザーにはあらためて決済が完了した旨を記したメールが送られる。FeliCa搭載端末でEdyを利用するには、ユーザー登録を行なう必要があるが、「Mobile Edy」で決済する際にEdyアプリを起動した時点でサーバー側と正式なユーザーかどうかといった認証が行なわれる。もし決済手続き中に携帯電話のバッテリーが切れたり、ネットワークとの通信が途切れたりしても、決済データがサーバー側に届かない限り決済は完了せず、注文確定メールから再度決済手続きを行なうことになる。
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Mobile Edyの利用イメージ
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同社では、ユーザー側のメリットとしてメールアドレス以外の個人情報を守りやすい点や、基本的にプリペイド方式であるEdyの決済は、クレジットカードのように後日まで請求されず、その場で決済が完了する点のほか、対応端末さえ所有していれば誰でも利用可能な点を挙げている。
また、「Mobile Edy」決済を導入する小売店・企業にとっては、代金未回収の危険を軽減できることなどがあるという。なお、現時点で「Mobile Edy」決済の導入を予定している企業は、インデックスやEストアー、エイベックスネットワーク、千趣会、ソニー・ミュージックエンタテインメント、ぴあ、凸版印刷、大日本印刷など16社。Webサイトへ直接アクセスする方法以外にも、雑誌やカタログで案内されている商品の購入も可能になる見込み。
「Mobile Edy」のフィールド実験は、日立ソフトウェアエンジニアリングのサイト「@Buy24」で2月上旬よりテスト販売が行なわれる予定だが、同社では特にモニターは募集せず、他社のiモードFeliCaプレビューサービスを利用しているユーザー向けに実験されることになる。
■ URL
ニュースリリース(PDF形式)
http://www.edy.jp/company/20040121.pdf
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・ ドコモ、FeliCa搭載携帯を使ったフィールド実験開始
・ ドコモのFeliCaフィールド実験、「Edy」などによるデモ
・ 第160回:FeliCa とは
(関口 聖)
2004/01/21 15:23
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