| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「FeliCa」はソニーの非接触ICカード技術で、ソニーとドコモでは、2004年1月にもFeliCa搭載携帯電話でサービスを提供するための新会社「フェリカネットワークス」を設立する。実験は、FeliCa搭載端末を使って実店舗での利用動向や、iアプリとFeliCaの連携、iモードマイボックスサービスとリアル店舗との連携などが検証される。 FeliCa搭載の「N504iC」「SO504iC」は5,000台用意され、実験に参加する各企業に配布される。さらに、参加企業がモニターを募り、エンドユーザーに端末が配布され、配布元の企業やその他の参加企業からのプレビューサービスを利用する。実験期間は12月17日～2004年夏頃だが、各企業の提供するサービスによりサービス開始時期は異なる。実験終了後に、本格的なサービス提供が予定されており、同時に正式版のFeliCa搭載端末が登場する。 参加する企業は27社。イープラス、エーエム・ピーエム・ジャパン（am/pm）、J-WAVE、ジェーシービー（JCB）、セガ、全日本空輸（全日空）、TBS、東京三菱、東宝、日本コカ・コーラ、ぴあ、東日本旅客鉄道（JR東日本）など様々な業種で構成されている。 実際に利用する際には、それぞれのサービスに対応したiアプリを端末にダウンロードして、現金を電子マネーとしてチャージしたり、クレジットカード情報を入力したりといった作業が必要となるが、複数店舗の会員証を1つにまとめたり、電子チケットによって、よりスムーズにイベント会場の入退場が可能になるといったメリットが想定されている。なお、各アプリケーションやサービスに使われる個人情報などは、それぞれのサービスごとのサーバーに保管されるとのことで、機種変更を行なった際はネットワーク経由で情報を移行できるようになる見込み。 今回のプレビューサービス開始に先立ち、報道関係者向けに各種サービスのデモンストレーションが披露された。出展した企業は、第一興商、ソニーファイナンス、So-net、全日空、セガ、三共システム工房、国内信販、am/pm、JCB、ビットワレット、ぴあ、日本コカ・コーラの12社。こちらの詳細は別稿でお伝えする。
■ ＵＲＬ NTTドコモ http://www.nttdocomo.co.jp/ FeliCa 概要 http://www.sony.co.jp/Products/felica/ ■ 関連記事 ・ ソニーとドコモ、非接触IC搭載の携帯電話サービスで新会社設立 ・ 第160回：FeliCa とは ・ ドコモのFeliCaフィールド実験、「Edy」などによるデモ （関口 聖, 津田 啓夢） 2003/12/15 16:59 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|