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総務省は、電波の生体への影響などを研究する生体電磁環境研究推進委員会において、携帯電話の電波が脳に及ぼす影響は認められないとする研究結果を発表した。
同研究会は1997年の発足以降、電波の人体への影響について調査を実施し、2001年1月の中間報告で影響が認められないとの結果を発表。前回の実験では、全身を電波にさらしていたが、今回の実験では脳微小循環動態への影響を調べるため、ラットの頭部を局所的に電波にさらし(ばく露)その影響を調査。脳微小循環動態とは、脳内の血管径や血流速度、白血球の挙動など脳内の微小血管における動的に変動する循環指標のことで、実験の結果、脳微小循環動態への影響は認められないとの報告を発表した。
研究会では今後、電波による眼球への影響などさらに研究を進めていくとしている。
■ URL
プレスリリース
http://www.soumu.go.jp/s-news/2003/031212_4.html
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(津田 啓夢)
2003/12/12 16:37
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