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英ボーダフォン傘下の通信事業者・日本テレコムが米投資会社のリップルウッド・ホールディングスへ売却が決まったとの一部報道を受けて、日本テレコムは「早ければ7月中、遅くとも8月中旬には何らかのアクションを取る」とコメントした。
現在日本テレコムの株式は、ボーダフォン子会社の日本テレコムホールディングスが100%を保有している。今年2月よりリップルウッドへの売却が囁かれていたが、5月末に開催された日本テレコムホールディングスの連結決算発表会では、日本テレコムホールディングスおよび日本テレコムの代表取締役社長のウィリアム・モロー氏が「合意には達していないが、最終段階であることは事実」としていた。
今回のコメントは、12日の一部報道を受けて日本テレコム側が明らかにしたもので、「現在東京証券取引所に対してコメントを提示している。売却に向けて交渉が行なわれているのは事実だが、現時点では何も決まっていない。できれば7月中に何らかの報告をしたいが、8月中旬になるだろう」としている。
また、リップルウッド・ホールディングスの広報担当者によれば「協議を進めているのは事実、としか言えない」とのこと。これまでリップルウッド側は交渉の有無すら認めてこなかっただけに、売却交渉が最終段階であることを示唆している。
■ URL
ボーダフォン(英文)
http://www.vodafone.com/
日本テレコム
http://www.japan-telecom.co.jp/
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(関口 聖)
2003/07/14 17:04
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