ワレン氏は、協調体制の構築に取り組む同社が行なっている事例として、Windows CE .NETのソースコードを公開しているほか、エミュレータなど開発キットの提供や開発者向けコミュニティなど、万全のサポート体制を敷き、短期間でのデバイス開発や低コスト化を実現しつつあることをアピールした。
全てのデバイスが1つに繋がっていくという
エコシステム重視との観点を強調
■ Windows CE .NET対応の各種機器をデモ
ここでワレン氏は、Windows CE .NETを搭載した各種端末を披露した。既に発表されている富士通およびNEC製のSmart Displayのほか、2つのディスプレイを搭載したPOS端末などを紹介。また、ステッチのダウンロードなどが可能なミシンや運動中にブラウンジングやゲームもできるフィットネスバイクなどユニークな機器も紹介された。
また、HDD内蔵のAVプレイヤー「Media2Go」も披露された。1月8日に米ラスベガスで開催された「2003 International CES」での同社会長のビル・ゲイツ氏基調講演で初公開された同端末は、まだまだ試作段階とのこと。今回のモデルはオレンジ色の筐体で、「2003 International CES」でのシルバーを基調としたカラーリングとは一味違った印象。春頃にはある程度スペックの詳細が公表される模様だ。